てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

過去の菅談話に見る日韓外交の「お恵み」の構造

公開日時設定をミスって一日前に公開してましたのでずらして再掲。 菅直人首相の時(2010年)の菅談話についてこんなことを書いてました。外交とは善意の発露ではない。戦争も外交も所詮利益の奪い合い。兵器を使うか言葉を使うか。戦争とは一時期の国家間の抗…

【読後感想】 韓国併合条約

の関係で書いたものです。つまりこれもまた過去(10/9)に書いた再掲ですね。 【韓国併合】 まず、韓国併合について思ったことから、最近どうも韓国併合について、違法だったとか、無効だったとかいう説を唱える変な人がいるらしい。それをそもそも主張するこ…

機関銃の社会史

機関銃の社会史 (平凡社ライブラリー) 作者: ジョンエリス,John Ellis,越智道雄 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2008/02 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 35回 この商品を含むブログ (15件) を見る ※珍しくアマゾンレビューがオモシロイと思ったので…

SMAP騒動は芸能界と報道界の不健全性の現れ

SMAPがジャニーズ事務所から独立する、そして木村は事務所を離れないために、解散するという話が急遽持ち上がった。結局は、独立せず残留(?)するという話になり、独立騒動は終わりを見せた。 しかし、一応の決着を見せただけで、生放送で謝罪をするという奇…

孫子の話

孫子についてつぶやいたことをまとめたいと思います。何故か孫子をつぶやくと反応があるので。 そういえばこんな記事も昔書きましたね。多分、金谷さんの旧版ですよね。読んだの。以前、浅野裕一さんの本読んで、面白いじゃないかと思い、諸子百家に手を出そ…

慰安婦問題の合意解説②

【慰安婦問題合意は米の勝利】 続きです。安倍談話にせよ、慰安婦問題での日韓合意にせよ、その内容は見事にワシントンの意に沿ったもの。今回の合意について、日本が勝ったあるいは負けたなんてことが色々言われていましたが、外交において「勝ち」「負け」…

慰安婦問題の合意について①

つぶやいて、まとめ直すの忘れてました。というか、こっちで書くやつだったなぁということを忘れていましたね。本の見直しは地味にめんどくさいので簡単にできるこちらで更新したいと思います。 「最終的かつ不可逆的に」との文言を、北朝鮮の核問題以外の文…

ヨーロッパ覇権以前:もうひとつの世界システム(上) ジャネット・L.アブー=ルゴド著

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/09に書いたものです ヨーロッパ覇権以前〈上〉―もうひとつの世界システム 作者: ジャネット・L.アブー=ルゴド,Janet L. Abu‐Lughod,佐藤次高,高山博,斯波義信,三浦徹 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2001/11/27 …

小室直樹著 『これでも国家と呼べるのか』続き

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/09に書いたものです 続きです。【四章】 ココからの経済の話は昔の話なので、あまり参考にならない話もあります。ただエッセンス、その重要性は全く変わりません。 歳出増→国債増→国債費増(利子とか)→歳出増…このよ…

小室直樹著 『これでも国家と呼べるのか : 万死に値する大蔵・外務官僚の罪』

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/09に書いたものです 検索ワードが天才 小室直樹 死去、逝去で来る人も結構いるので、追悼企画で要約を載せることにしました(全然要約にならんかった…む、難しい…)。(天才社会学者―小室直樹 死去 の続きで書いたもの…

これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学 マイケル・サンデル

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/09に書いたものです これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者: マイケルサンデル,鬼澤忍 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2011/11/25 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 204回 …

貨幣システムの世界史―「非対称性」をよむ 黒田明伸

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/07に書いたものです 貨幣システムの世界史 増補新版――〈非対称性〉をよむ (世界歴史選書) 作者: 黒田明伸 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2014/03/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る *1 20…

『胡椒 暴虐の世界史』

胡椒 暴虐の世界史 作者: マージョリーシェファー,Marjorie Shaffer,栗原泉 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2014/12/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 読んだので、レビュー。『胡椒・暴虐の世界史』 よく調べられてはいますが、そ…

貨幣の中国古代史 山田勝芳

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/07に書いたものです 貨幣の中国古代史 (朝日選書) 作者: 山田勝芳 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 2000/09 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 当時の経済状況を理解するために必要だ…

地雷化する地政学?

たまにはまともに記事を書きたいと思います。「地政学」について少し。 この記事がツイッターで話題になっていたので、読んでみたのですが、ギリシャ問題を「宗教」で説明するのはやや強引。無理がある。それはさておいて、この記事のタイトル、副題ですかね?そ…

西嶋定生東アジア史論集〈第1巻〉 中国古代帝国の秩序構造と農業

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/07に書いたものです 西嶋定生東アジア史論集〈第1巻〉中国古代帝国の秩序構造と農業 作者: 西嶋定生 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2002/06/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る を取り上げるの、…

書評―恐慌は日本の大チャンス 官僚が隠す75兆円を国民の手に/高橋 洋一

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/05に書いたものです 恐慌は日本の大チャンス 官僚が隠す75兆円を国民の手に 作者: 高橋洋一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/09/30 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 86回 この商品を含むブログ (22件) …

民主党が知らない―官僚の正体/日下 公人

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/05に書いたものです 民主党が知らない―官僚の正体 作者: 日下公人,金子仁洋 出版社/メーカー: ベストセラーズ 発売日: 2010/01/26 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (2件) を見る ま…

ビルマ仏教徒 民主化蜂起の背景と弾圧の記録―軍事政権下の非暴力抵抗

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/05に書いたものです ビルマ仏教徒 民主化蜂起の背景と弾圧の記録―軍事政権下の非暴力抵抗― (世界人権問題叢書71) 作者: 根本敬,守屋友江,ダニエル・シーモア,箱田徹,ビルマ情報ネットワーク 出版社/メーカー: 明石書…

貨幣とは何だろうか (ちくま新書)/今村 仁司

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/05に書いたものです 貨幣とは何だろうか (ちくま新書) 作者: 今村仁司 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1994/09 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (15件) を見る また評価に困る本…

書評―ユニオンジャックの政治パワー/河合 宏一

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/05に書いたものです ユニオンジャックの政治パワー 作者: 河合宏一 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2010/03/20 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (6件) を見る 書評っ…

書評―人間を幸福にしない日本というシステム カレル・ヴァン・ウォルフレン

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/04に書いたものです 人間を幸福にしない日本というシステム (新潮OH!文庫) 作者: カレルヴァン・ウォルフレン,Karel van Wolferen,鈴木主税 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2000/10 メディア: 文庫 購入: 9人 クリ…

フォーリン・アフェアーズ・リポート 2013・11&12

フォーリン・アフェアーズ・リポート2013年11月10日発売号 作者: ローリー・ギャレット,セバスチャン・スラン,ダミアン・マ,ポール・ホケノス,ラリー・ダイアモンド,他,フォーリン・アフェアーズ・ジャパン,Foreign Affairs Japan 出版社/メーカー: フォーリ…

『知の鎖国』 アイヴァン ホール

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/03に書いたものです 知の鎖国―外国人を排除する日本の知識人産業 作者: アイヴァンホール,Ivan Hall,鈴木主税 出版社/メーカー: 毎日新聞社 発売日: 1998/03/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 8回 この商品…

宮城谷昌光 『三国志』

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/03に書いたものです。 三国志〈第1巻〉 (文春文庫) 作者: 宮城谷昌光 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/10/10 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (29件) を見る メモ程度の話。流石は宮城谷…

天才社会学者デュルケム +日本社会の病理分析

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/02に書いたものです。 とうとうアレをやれる日が来ました!そうアレと言えばキラークイーンがストレイキャットの空気弾を血管爆破して摘出したのでも、チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベ…

2009年、なぜ政権交代だったのか 田中愛治

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/03に書いたものです。 2009年、なぜ政権交代だったのか―読売・早稲田の共同調査で読みとく日本政治の転換 作者: 田中愛治,河野勝,日野愛郎,飯田健,読売新聞世論調査部 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2009/10/24…

書評― 民益論―われら官僚主導を排す 鳩山 由紀夫 菅直人

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/01に書いたものです。 民益論―われら官僚主導を排す 作者: 鳩山由紀夫,菅直人,古川元久 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 1997/06 メディア: ハードカバー クリック: 12回 この商品を含むブログ (3件) を見る 続…

書評― 新憲法試案 鳩山由紀夫

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/01に書いたものです。 アイケンベリーの次にデュルケムに手を出すべきじゃなかったな(´-ω-`)。イヤーつらかった。しかしデュルケム凄いわ。マックス・ウェーバーも天才だと思ったが、この人も間違いなく天才ですわ。…

アフター・ヴィクトリーの感想

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/01に書いたものです。 続きです。重要なことは立憲型秩序といわれるもの、自分の力・優位をあえて捨てて、制度に参加することによって帰って相手の信頼を獲得することが出来、長期的に必ず自国のためになるということ…