てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ISISに襲撃されたヤズディ教の話

少し前に、ISISが少数派の部族を襲ったという話が話題になりましたが、それについて面白いのを読みましたので、それについて。↓リンク記事ですね。 イラクでイスラム国に迫害される少数宗教ヤズディ教(ヤジディ教)とは?彼らが直面する苦難とは?【写真特集…

黒人暴動と罰金社会

黒人射殺事件を引き起こした「利益追求型」 ニューズウィーク http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/201/08/post-3360.php… ミズーリ州ファーガソンで起きた、警官による黒人青年射殺事件。暴動が発生して混乱が収まらず非常事態宣言が発せられる事態にな…

東アジアの地域主義とか

東アジア云々の本を読んでの思いつき。そういや地域主義・地域統合という昨今の動き・流行りというのは、国家主権尊重・不干渉原則を基本とする国際秩序に対して、その原則から発生する国家間の問題を解消・予防しようという試みにほかならないんだよね。未…

マンガ・アニメの目の表現

マンガ・アニメの目の表現で気になった小ネタです。 チャンピオンの『クローズ』というマンガを昔読んでたことがあるのですが、今はもう読まなくなりました。今は違うマンガなのかな?同じ作者さんがチャンピオンで連載していると思うんですけど、それがちら…

廣瀬陽子著 『未承認国家と覇権なき世界』

未承認国家と覇権なき世界 (NHKブックス No.1220)/NHK出版 廣瀬陽子氏『未承認国家と覇権なき世界』読んで思いつきメモ。本書の内容に触れるのではなく、その「未承認国家」というモデルが面白いなぁというくらいの紹介ですが。まあ一応読んだのでご紹介をば…

「関西」として団結できない涼州

涼州人と并州人の違いという話の続き。辺境といえば幽州も入ってくるはず。劉備・盧植とかくらいしかパッと思いつかんが、幽州の人間にも中央への怨念のようなものを感じることはないんだよね。中央との繋がりはあることはちゃんとあるし。この違いはなにか…

『秦漢法制史の研究』 後

秦漢法制史の研究/創文社 ¥14,040 Amazon.co.jp 続きです。四篇途中から。 三章 漢の中郎将・校尉と魏の率善中郎将・率善校尉 一節 中郎将 五官・左・右中郎将という正式な官以外に特に職事のない中郎将という官が存在した。その職にあれば屯兵を率いる資格…

『秦漢法制史の研究』 前

秦漢法制史の研究/創文社 ¥14,040 Amazon.co.jp 大庭脩さんの秦漢法制史の研究です。まーた97年と82年の二種類ありますが、増補されてるパターンなのかしら?82年しか手に入らないっぽいですね。読んだのは82年版になります。 時代区分論も流行りの経済史も…

小渕優子さんの政治資金の話

小渕辞任、政権にダメージか?みたいな感じでヤフトピにあがっていたけども、大臣辞任でどうして?小渕さんがいなくなると安倍政権の目玉政策が実行できないというのなら理解できますが…。脇の甘い新人のポカなぞ政権に大した影響力・ダメージなんてないでし…

尚書事の話

【三国志】 尚書事について - Togetterまとめ 尚書事について領・平・録の違いってなんだろな~というのが前から微妙に気になってまして大庭先生の本読んでてなんかの拍子にググってこんなのを見つけてしまいました。ツイッターで三国志関係の面白いことをつ…

高坂正堯『古典外交の成熟と崩壊』から一言・二言

古典外交の成熟と崩壊I (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,728 Amazon.co.jp古典外交の成熟と崩壊II (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,728 Amazon.co.jp ―を読んでテキトーにつぶやいたことがあったのでそのまとめを。そんなに読んでいて、ふむふむ、…

安心供与というロジックの話

安全保障には威嚇の論理と安心供与の論理がある。攻めてきたら反撃で相手をひどい目に合わすぞというロジックと、相手にウチの国は攻め込む必要性がそもそも無いですよ~とか平和的な国なので軍事力行使のハードルは高いですよ~とかまあそういうロジックで…

慰安婦問題に反応するオランダ

※また性懲りもなく慰安婦問題の小ネタです。これいる?感がありますが一応転載。 www.asahi.com/articles/ASGB465SGB4UHBI00G.html… )に書いてあるように、オランダのティマーマンス外相が、河野談話見直しを求める日本国内についてすべきではないという立…

2014年ノーベル賞ネタ

ノーベル賞の時期が来て、また受賞したからというくだらない理由でマスコミが騒いでうんざりする季節ですが、一応そこら辺のちょっとしたネタを。 スターリンもヒトラーもノーベル平和賞候補者という話がRTで回ってきたけど、知らない人多いのかしら?平和を…

NHK特番、老人漂流社会を見た感想

『老人漂流社会 ”老後破産の現実”』というのをやっていました。見た感じだと社会福祉制度は存在すれども、機能せずーというところでしょうか?年金暮らしの人が、そういう独居老人用に住める施設を整備したほうがいいんじゃないんでしょうか?生活もそうだし…

電柱をなくす、無電柱化の話

はるか昔、電柱があることで景色、風景が汚いから電柱をやめて欲しいということを書いた記憶がありますが、今東京五輪の関係で、無電柱化が進められる法案が出されたようですね。これをきっかけに進んでいくといいですね。 インフラの老朽化もありますし、そ…

冷戦の起源⑥

冷戦の起源I (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,836 Amazon.co.jp冷戦の起源II (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,728 Amazon.co.jp ラストになります。こんな長いのツイッターでつぶやけないですね。Ⅱ、下巻はかなり適当なメモです。そんなにⅠ、上巻…

2014香港デモ雑感

自由な候補者を選ぶことを求めて、香港でデモが発生しました。香港デモは沈静化するでしょうか?しかし選挙を導入しながら、特定の候補者を認めないなんてガス抜きにしては拙い対策ではないでしょうかね?まあ、英統治時代から、ずっと前からこういう形だっ…

ヤンジャンが面白いとかそんな話+ジャンプの長期連載の弊害

短いですが、最近そんな話もしてなかったのでいいかなと。サンデーで『ケンイチ』と史上最強の名医じゃなくて、『最上の明医』(混ざってしまった(^ ^;))も連載終わってしまいましたね。最近、サンデー面白い新連載もないですしね。天使の輪が見えるやつの…

冷戦の起源⑤

冷戦の起源I (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,836 Amazon.co.jp冷戦の起源II (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,728 Amazon.co.jp p166、二 重慶・延安・ワシントン 中国への過剰評価と思い入れ。中国共産党が必ずしもソ連との距離が近いわけではな…

「手段」としての沖縄独立論

さて、イングランドじゃないやスコットランドの独立云々話を書いたので、ついでに書きたかったこの話を。当然連想するのが沖縄独立論ですね。沖縄に前々から独立論というのがあるのは知る人ぞ知る話です。まあ、当然マイナーなものにとどまっています。それ…

冷戦の起源④

冷戦の起源I (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,836 Amazon.co.jp冷戦の起源II (中公クラシックス)/中央公論新社 ¥1,728 Amazon.co.jp p105、第3章 リヴァイアサンの火 一 共通の課題―海洋戦略 ローズベルトは米国民が持つ官僚・専門家への不信から自由…