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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

小林よしのり『大東亜論』読んでの思いつき

本・読書―批評・批判・感想・レヴュー

ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇/小学館

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 図書館に小林よしのり『大東亜論』があったので、読みました。それについてちょっと思いついた話。別に作品の内容について云々するわけではないテキトーな話です。あの時代の人間は、本当身分高い人でもアホみたいに喧嘩してますわな。今じゃ信じられないレベルですよね。要人を暗殺しようとするのも幕末以来ずーっと続いていますし、そりゃ戦後学生運動とか、起こるよな~って感じですね。むしろ今おとなしいのが不思議なくらいですね。

 玄洋社が新聞発行してるのをみると、政治活動と言論活動がリンクしているのがわかりますね。今のようなメディアよりも、政治活動しながら報道する社会制度のほうがわかりやすいんじゃないですかね?共産党赤旗発行するみたいに、政党が新聞書いたほうがいいんじゃないかな?とか、ふと思いました。別に政党以外の新聞発行は許さん!というわけではなくね。今の寡占報道体制は弊害が大きいですから。

 小林よしのり氏いわく、原理原則派と現実派の対立があった。TPPを例にあげ、現実的に妥協しようとする立場は国難を招く―と、現実派・妥協派を否定的に見るのですが、当時、清と戦争して勝てるかどうかも怪しかった時に、条約改正のために妥協をしようという発想自体は理解出来なくないと思いますけどね。

 マカオだったか?奴隷船の中国人奴隷を、日本が人身売買は違法だからと解放すると国際問題になった。そしてその時カウンターパートとして、「日本にも吉原のような人身売買があるじゃないか!」と、公娼制度が問題になった。米欧の「日本=女性の権利侵害国」というのはここに始まると。さもありなんですね。

 明治維新以後、国会開設までタイムラグが有る。維新で幕藩制度が終わって、政権交代しました、国会がハイ出来ました―でその間の期間を考えようとしていませんでしたが、その国会開設までの期間というのは意外と憲政史上重要なのかもしれないと思いました。権力にあるものが、民意を「憤懣」「文句」くらいにしか考えないのはここに基づくかもしれない。

 まあ、議会というものの始まりが、意見調整で不満を組み上げてごまかすというものからスタートしてるので、議会設置してそのように捉えるのがむしろ自然なのですけどね。今でも野党の不満を何とかごまかそう、やり過ごせばそれでよし!というゲームと理解しているのならかなり問題な思考になるのですが。

 憲政の常道に則ってそれぞれが、良い意見を提示しあって、政治を築き上げていくというのではなく、「権力にあるもの」が多少文句を聞いてやる、制限をかけられる―そういうセンスの政治家が多い気がしますからね。特に自民系には。法案が可決された、審議に時間使った、それでいいでしょ?は憲政の常道上ありえないセンスであり、それは議会政治ではないですからね。

 あと小林さんは今自民・安倍政権に否定的で、民主党に何とか立ち直って欲しい!選択肢を!という感じになってますが、民主党政権が失敗したらこうなることくらいわかっていたはずだが…。なんというかその場その場の政策批判で先を予想して主張・提言しないですよね、小林さんは。鳩山さんが辞任するときにも「安保をアメリカ任せでいいのか!」という言葉に感動した!と言ってましたけど、そういう政界、政党政治の構造とかあんまりよくわかってないのかな?という気がしないでもないですね。今後も場当たり主義にその都度話を描くのでしょうか?原発とかTPPとか本当テーマ単位ですしね。