てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

「アホ」がプロ野球を滅ぼす (ロング新書)/江本 孟紀

「アホ」がプロ野球を滅ぼす (ロング新書)/江本 孟紀

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を読んだのでちょこっと。いいことも書いてある反面、?と疑問に思うところもある。内容薄いというか短いですから、文字も大きくそんなに文字数内ですし、立ち読みで30分かからずに読めるんではないでしょうか?強調なのだと思いますが、同じ文章が重複しているところが?なんかの雑誌に書いたやつをちょこちょこまとめているんでしょうかね?

清武の乱の解説から始まりますが、ああ、なるほどなぁ~という感じ。清武の乱というのは、ナベツネさんが彼をやめさせようと嫌がらせをした結果。あんまり内部に干渉しないナベツネさんが今回の敗戦を見て、現場=原さんの取ってくる選手が要らない&ダメ外人という批判を受けて、辞めさせようと思ったから。

岡崎外しというのはそうすれば、やってられるか!と勝手にやめると思ったからっていうのは確かにそう思えますね。日本のGMは未成熟で、1億クラスが当たり前のアメリカと違い、清武さんは2~3千万円だった。しかも読売を辞めて、巨人ぐんと契約を交わすというスタイルでなかった。人事制度としてもまさに巨人軍・読売新聞内の人事異動ですね。読売の天下り状態、これじゃあダメですね。

清武の乱は日本野球構造の歪みを露呈した典型的な事件。日本野球全体を考えていない、私怨だから支持が広がらなかった。考えていれば日本シリーズ前に発表するなんてことはしなかったはず。

育成とはマイナーリーグのようなものこそが、育成であって山口・松本はたまたまっていうのはどうかなぁ…?まあ確かに清武さんは一番の巨人のウイークポイントは投手陣、特に中継ぎ陣の整備で、それについてどうこうという取り組みがなかったですし、わかっていたとは思えませんね。慢性ダメ補強=生え抜きが育たないという点で整備をした点はまだ良かったと思いますけどね。

ナベツネさんがわがままオーナーのように思われているがセ・リーグのそれは、口に出さないだけで本音はナベツネと思っていることは一緒、ドラフト制に地震でも開催強行など本音はナベツネさんに同意だった。ナベツネ一人ではなく、オーナー全体の問題。

んで日本のGMで成功したのは根本さんくらい。広岡さんはダメなのか?広岡さんもそこそこまともだと思うけどなぁ。

経常収支を公表しないプロ野球の球団はどうなんでしょうか?赤字補填が認められている以上、そういう数字はきっちり公開するべきだと思うんですがね。もちろん1954年の国税局通達ーこれによって広告費名目で赤字補填・税金免除がゆるされる=宣伝になるからなんですが、今の時代に渡るまでプロ野球という人気・国民的スポーツがビジネスとして成功していないという事実をもっと重く受け止めるべきでしょうね。

一企業=一球団だからこういう馬鹿なことになる。複数企業で資金力をまず豊富にしないとこういうこと、日本プロ野球の構造的問題はは解決しない。複数企業で支援・資金を出すから、GMというものが意味を持つ!こういう日本の制度でGMが機能しないのは言うまでもないですね。

阪急も近鉄プロ野球球団を手放してからビジネスが改善された=球団保有はダメ企業になっている。

複数オーナー制&地域密着型&NPBの放映料一括管理で、事業だけで収益をあげられるようなビジネスモデルとして確立させるべきだ!NPB天下り機関となって、メジャーのように強力な裁定権がない。すなわち12球団=12企業の寄り合い状態では、日本球界全体のビジネスプランなど持たせようがない。

唯一評価できるのが交流戦日本シリーズでスポンサーを撮ってきたことくらい。グッズ販売も12球団ばらばらで一体感がない(なるほどと思うのだが、じゃあグッズ販売を一括してやったらこれまでとどう変わって、どう収益が上がるのか根拠が知りたい)。

メジャーと違って年金制度がない。メジャーは五年から有資格者で十年の選手登録で六十から年2000万円の年金がもらえる。五年なら50%となり、九年なら九〇%。だったら松井が十年にこだわったってのはおかしいな、90%でも大して変わらんからね。サッカー界がライセンス制度でしっかり整備して、将来の職業不安をなくそうとしているのに対し、日本の野球界は未整備のまま。これではプロ野球に思い切って飛び込もうという、やっていけるかどうかの層が算入しなくなり、必然的にレベルが下がる。

監督も見栄えとか親会社の覚えがめでたいとか、監督になる理由が不明瞭。しっかりコーチ・二軍監督としてキャリアを整備するべき。日本の二軍は甘えすぎ、4日練習の1日休み。マイナーのように毎日試合練習は自分でやれ。ココらへんの提言にあるように、何でもかんでもアメリカ流を採用すべしというのはおかしい。日本人選手の育成を置いているなら無駄に試合ですり減らすより、しっかり練習して技術をみにつける制度でも良い。もちろん試合数をもっと増やして一軍・二軍の垣根をなくしてもっと入れ替えが流動的になるべきだと思うが。

スター選手のポスティングは人身売買。リーグ・球界のレベルを押し下げる。廃止すべき。高校野球での指導をプロができない。教員免許を二年かかってとらなくてはいけないという不合理。高野連が毎日・朝日と新聞がスポンサーになって不健全な状態。まさに、新聞社が球界を食い物にする図ですね

韓国の高校ではほとんど野球部がないのに強いのは、プロ野球の予備軍的要素があって、直接指導をしているから。

地区対抗戦の形でやるからメジャーのプレーオフは面白い、逆に日本のCSは三位争いだからつまらない。これは同意なのだが、球団増やして4リーグによるプレーオフにせよとは言わない不思議。後のほうで10球団にしろとか馬鹿なこと言ってますしね。つまらないという理由を関東地区のテレビ視聴率だけを根拠にしているのも疑問ですしね。

落合の能力疑問とか、ファンサービスをしないとか見当違いも甚だしいような…。能力に疑問なら具体例をあげるべきでしょ?

ヤクルトはファミリー意識があって、勝とうという意識に欠ける。いつもそこそこでいいという。FAとかメジャーで選手流出に歯止めがかからない。資金力不足が本当の理由でしょうよ。ホークスもファイターズも全国規模の人気球団とか意味がわからない。どうして全国規模にならなければいけないのか?別に今でも十分にファンが多いと思うけどね。ゴールデンタイムの枠を孫さんは買え!とかニコ生中継とかしらんのじゃないか?っていう気はする。

根本的にテレビ・地上波オンリーでプロ野球専門チャンネルへの視聴者の移動とか知らんのじゃないのか?孫さんはニコ生プレ追い出しがないように、ホームゲームは100%タダで見れるようなやり方にしたほうがいいと思う。既存テレビに対決するためにも、そっちの方が広告費取れるでしょうしね。

オリックスアンチ阪神に特化したほうがいいとか?よくわからんなぁアンチ阪神って多いの?大阪は?イチローを監督ぶくみで呼び戻そうってのはいい案ですね。

メジャーの植民地状態を脱するために抜本的な構造改革をやるっていうのは同意なんですけども、それで何でもかんでもメジャー流の機構ってのはどうなんですかねぇ?あとむこうのマイナーのようにマイナーチームを50~100も作っても、本当に客が来るんでしょうか?(実際マイナーチームは200近いですが…)日本でも同じようにマイナーチームが受け入れられるのかなぁ。独立リーグなんかどうなんでしょうか?成功してますかねぇ?

大体、日本の野球を強くするならまず日本人枠みたいなへんてこな考えを止めて世界中から選手取ってくることでしょう?実力競争を推し進めるためにそれがないのがおかしいですよね。

同意も多いですが、根拠をもっと書くべきでしたね。根拠のところをもっと書かないと?で終わっちゃいますからね