てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

名著誕生シリーズのメモ

 名著誕生シリーズをチラ見したのでメモを。本当内容ないですけどね。『敗北を抱きしめて』を読んでて、その繋がりで思ったことを書いているだけですけど、まあいいかと。

ダーウィンの『種の起源』 (名著誕生)/ポプラ社

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 当時の博物学、発掘と生物学のリンク。少しでも優れた食料を生み出すために交配を進めていったり、世界中から種を集めるそれが繋がっているのが面白いですね。生物を研究した結果、人種差別=先天的な絶対的差はないと考える彼の思想は面白い。それによって反奴隷の考えになっていく。何気なく手を上げた時に奴隷が殴られると恐怖反応を起こして、それに対してショックを受けたなど当時の状況を思わせるエピソードですね。

 そんな彼が進化論、ダーウィニズムで先天的な差があるという当時の常識・宗教的世界観を覆したのに、またナチズムのような不平等思想のきっかけになる皮肉があれですね。

プラトンの『国家』 (名著誕生)/ポプラ社

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 三十年戦争で敗戦に導いた指導者アルキビアデスと戦後三十人政権の乱の首謀者のクリチアス・カルミデスはソクラテスの弟子。ソクラテス裁判は政争という側面があった。ペロポネソス戦争の敗戦後の混乱、内戦。民主派・寡頭派が内乱の手打ちをした。そこでは以後、政争・内ゲバ争いはやめようとなってはいたが、それでもソクラテスは処刑される。民主派のソフィストを論破していったソクラテスは寡頭派の象徴として処刑されたと。

 実際はそういった人物・勢力の代表ではなく、時には対立していたのだが。とすると、ソクラテスは周辺政治家・政治グループが政争を繰り返して没落するうちに、必然的に残ってしまった最後の大物となってしまったのだろう。彼が何かするような人物ではないとしても、ソクラテスが非常に強い影響力を持ってしまった故の防衛反応とでも言えるのかな。ソクラテスへの処刑は。

 大戦後の混乱とソクラテスの死―プラトンの思想、戦後日本と比較できるかも。どうでもいいけど、プラトンのアダ名は肩幅が広いという意味。彼だけ覚えやすい名前で有り難いですよね、後世の人間としては(笑)。

トマス・ペインの『人間の権利』 (名著誕生)/ポプラ社

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 バークの指摘。仏革命の混乱は権威を流動化させ、実際に権力を握っている軍事指導者を台頭させるだろう。そして彼がやがてフランスの支配者になる。これに似たようなことを、ローザ・ルクセンブルグボリシェビキ革命でも言っている。ボリシェビキ革命のやり方では一党独裁が、少数の中央委員による独裁になり、その中央委員のトップによる独裁になると予言していた。このような規制権威・権力の崩壊とその後の独裁に至るプロセスは、戦後の日本を考える上で参考になる例。日本の場合は権威・権力の空白をGHQが埋め、共産主義が埋め、と色んな物の複合体となったわけですが…。

 と、まあプラトンとトマス・ペインは全く無いよう関係ないメモでした。そんなに熱中できるものではなかったということですね。