てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

漫画の話(2016/02) リクドウの表現について+α(ゴールデンカムイとプリマックス)

 引っ越しでの移行、再掲ばかりで、新しく書き下ろしでブログを書くことが少なかったのですが、前回書いた清原ネタが非常に伸びました。いつもの倍以上、2.5倍くらいアクセスが有りました。

―なるほど。はてなブックマークという形でお気に入りされると、人目に触れる機会が増えるという方式なのですね。まあこのシーズン他に野球ネタが少なかったという偶然だったかもしれませんが、はてなブックマークというものを上手く活用しないといけないと。しかし、そのブックマーク狙いで人様のものをブックマークしまくるというのはあざといと怒られやしないか?アクセスが伸びるというのと記事のクオリティがほめられるというのはまた別の話になるでしょうからねぇ…。うーん、まあ試しに色々やるという意味で、今後ははてなブックマークを活用してみましょうか。

 コメント機能がありますが、 アメブロと違い、コメント返信機能がなくやりづらい。しかしはてなブックマークというものだと、それが多分やりやすいっぽいですね。コメントしたいなら、はてブロ内で相互交流をしたいのなら、はてなブックマークを使えというのが運営さんのやりかたということなのでしょうか。

 しかし、たまたまブックマークしてくれる人が目にする時間だった、たまたま読んでくれた。んでブックマークがブックマークを呼びというラッキー、偶然性が強かったという可能性も捨てきれないんですよねぇ…。時間帯はいつに投稿するのがベストなのか?あと非表示というのが多かったですね。やっぱり基本あざとい!と言われないように非表示ブックマークすべきなのでしょうかね?気づいたら伸びててびっくりしたんですが、非表示だと通知されないというのもちょっと困りものですね。

 清原で書いて伸びたのなら、清原の続きを書けよという話ですが、漫画ネタを書きたくてずっと消化出来ていなかったので、こちらから。いつも本関係はウケないけど、漫画ネタなら、ひょっとしたらウケたりするのかなという興味もあるので。 

 ―が、以前書いたヤングジャンプ系の感想です。一応貼っておきました。今回書く内容ともリンクしているのでいいでしょう。

 

リマックス

 プリマックスから、以前書いたように、ヨクサルワールドスゴイなぁ。面白いなぁと思っていたのですが、最近面白く無いですね。マンネリというか停滞というか。序盤ヨクサルワールドが展開されている間は面白かったんですけど、ヨクサルが関与しなくなったんですかね?原作ヨクサルで、作画という形で書いてあるので多分そうだと思いますね。以前指摘したヨクサル流の独特の間がなくなってしまっている。

 日常と非日常を巧みに使い分けて、不思議なリアリティを感じさせるのが大事なのに、それが出来なくなってますね。ある程度世界観を読者に印象付けられたら、その世界観を常識として淡々とやっていいとは思いますけど、最近はずーっと波がなく淡々としている。最近夢で小料理屋を開くというのがありましたが、ああいうのが大事。でも以前書いたように、日常の中に非日常が持ち込まれているわけではないのでやっぱり弱いですね。早いところヨクサルワールドに戻さないと、打ち切られるのではないでしょうか?

 

神様のハナリ

神様のハナリ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

神様のハナリ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

  最初始まった時は、北海道のアイヌの次は、沖縄で攻めていくのかなと思いましたが、ゴールデンカムイと比べると、やっぱり作品のウリがどこなのかよくわかりませんでしたね。ハートフルストーリーなのか、ハートフルコメディなのか、レスキューなんですかね?レスキューなら『め組の大吾』バリの危機&超人的な救出というのが必要ですからね。

 辺境の大自然の脅威というのがひとつのポイントなんでしょうけど、動物・バケモノが欲しかったですよね。北海道なら大熊出せますけど、現代設定なのでそういうのも出せない。ならば、カワイイ動物をバンバン出すべきだったのでは?まあ沖縄にどれくらいいるか知りませんけど。

 キャラが全然出てきませんでしたね。最近ゴールデンカムイはキャラどんどん増えてきていますけど、そういう何だこのオッサンは!何だこの魅力的な嬢ちゃんは!という存在がない。当たり前の出来事が淡々と続くだけでしたね。なんというか、ドラマを漫画化しただけという感じに見えましたね。そこら辺の数あるテレビドラマに映る。突出したものがないから、当然読み手の心に刺さってこない。

 ヒロインも地味子でしたからね。ヒロインで惹きつける気がないのならば、主人公の美少年成分をもっと全面に押し出していって、その手の人の心を掴むべきだったのではないでしょうか

 ヤンジャン特有のパワーがある描き手だっただけに、読者を食いつけて離さない仕掛けがない、作品の作りこみが足りない点は残念でしたね。第一話見た時は、どんな面白い話になるんだろうと期待したんですけどね。

 

サラリーマン金太郎

 もう大家はいらないだろうと以前書きましたが、ようやく終わりましたね。ストーリー展開が荒唐無稽過ぎて、読んでて腹立つんですよね、この漫画。新聞の見出しみたいな文字で重大事実発表!みたいな何年前のスタイルだよという表現もアレでしたし。あしたのジョーとかそれくらいの時代の表現ですからねぇ、これ…。本宮さんは何十年も書き続けてきていますし、50・60代の人でコアなファンが居る。そういう人が買ってくれるとかそういう要素があるんでしょうかねぇ。

 

もぐささん

 そういえば、このもぐささんも終わっちゃったんですよねぇ。この漫画も肩肘張らずにダラ~っと読めるし、ほんわか出来る面白い話だったんですけどねぇ*1。普通の女の子が実は異常な食いしんぼで、フードファイターばりに食べる。主人公の男の子が、その食いしんぼうの女の子の隠れ食いをサポートするという単純な筋なんですけど、ちゃんとツボを抑えて、話を作ってましたよね。隠れてバレずに食べるというミッション(笑)をこなさないといけない!それを阻む事件が起こるというパターンで。

 隠れ食いの技法に、恋愛にとまあ、考えられるストーリー展開をきっちり消化した感がありますね。次回作、第二部あるのかな?期待ですね。最近は、実写ドラマ化がよくありますけど、こういうのドラマ化しやすいと思うんですけどね。したらいいと思うんですけど、されないんでしょうか?

 

ゴールデンカムイ

 一ヶ月くらいのヤングジャンプでリクドウについて気になったことがあったので、その話をしたいと思っていました。その前におまけでゴールデンカムイを。なんというかもういつものお約束ですね。アザラシ出してきて、昔の映画のポスターみたいにして、

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持ち上げといて、次の瞬間、こう。

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ブレないですね(笑)。動物・料理・顔芸の三点のウリ、魅せるところをしっかり守って来てますね。しかし、最近は新キャラが出すぎて、戦闘シーンがどうかなぁ?ということもありますね。杉本が「おおお、オレは不死身の杉本だぁ!」とかあそこら辺カッコ良かったんですけど、強者同士の対峙&ぶつかり合いみたいな王道バトルでないのがどうなのかな?という気がしています。

 最近は一方的に攻撃するシーンが目立つ、互角のやり合い・白熱した戦いというのが少ない。元々拷問シーンだったり残虐多めの漫画なんですね。銃で撃ったり、刃物で一方的に斬りつけたり、あんまりスカッとするバトルではないですよね。凄惨ではない、壮観・爽快なバトルがポイントになるのでそういうのをどうやって増やすかが重要かと思いますね。素手でクマを殴り殺すとか、徒手で仕留めるとかがいいと思うんですけど、そうすると荒唐無稽になるので、銃や剣でいかに鮮やかさを見せるかが問われますね。まあ王道で、もうダメだクマにやられてしまう!!と追いつめられて、ギリギリのところ・間一髪で脱出するとか、仕留めるとかでスリルを煽って爽快さを演出するっていうことになりそうですね。あとは、追い詰めらといてウラをかいて、罠にはめるとか、ギリギリのところで仲間がババーンと現れて助けるとかですね*2

 まあ、そういうバトルとか最近のストーリー展開でどうかな?という気がするのですが、最初に言ったとおり、動物・名物料理・顔芸という三点を抑えて読者を掴んでいるでしょうから、まあ大丈夫でしょう。長々話をする以上、それをうまく回収できる撒き餌・伏線にちゃんとなりさえすれば、あとからしっかり評価されますからね。

 

リクドウ

リクドウ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

リクドウ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

  リクドウという漫画は、個人的に面白いなぁ~と思うボクシング漫画でしたが、表現が独特でボクサー視点なんですよね。で、パンチがボーボボのところ天の助みたいなモチや角材みたいなものが生えてくるような表現で描かれていて、うーんどうかなぁ?と思う所。個人的には好きなんですけど、これ大衆ウケするのだろうか?と気にかかってたんですよね。

 で、まあ読んでたら、こういう顔を描いていて非常に惹きつけられましたね。

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 一話から全部読んでいるわけではないので、以前からこういうタッチで描いていたのかもしれませんけど、読み始めてからこういう顔の画を初めてみたので「おお!」っと食いつきました。惹きつけられました。戦いに挑む戦士の顔を見事に描いていますね。ヤングジャンプはこういうパワーある画を描く人を、本当見つけてくる(=育てる)の上手いですね。んで、

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 こういうボクサー同士がインファイトするシーン。肩同士を合わせて息遣いが聞こえてくるような、森の夜の静寂を感じさせるような、冷たさ・暗さ=ボクサーがどういうふうに感じているかということを表現するシーンなんか最高に上手いなぁと思いましたね。*3

 ただ打撃表現、インパクト表現に難ありなんじゃないかな?という疑問も拭い去れないわけです。こういう世界観を大事にしたい、これでやっていくというのもわかるんですけど、バトルモノはやっぱ「~~拳!」「~~斬!」「~~波!」的な強力な技・攻撃が相手にぶつかって、それが物凄いダメージを与えたという見た目が重要。スゴイ一撃が相手にはいって、相手が倒れるというのが見せ所なんですよね。

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 KOに至るまでの過程というのを、計算して、そこに足るまでの流れという形で意識して描いたと思うんですけど、最後の大事なKOシーンがこれだとどうなのかなぁ?最後の残り時間わずかギリギリで相手を捉えた!やった!という爽快感が伝わるのか?チェスや将棋のような盤上ゲームのような読み合い・やりあいという面白さは伝わるでしょうけど、肝心の身体を使った高揚感・ワクワク感を読み手に与えられるかなぁ?となるわけですね。グッといった力感も、捻転によって力を生み出した表現もない。

 ボクシング中継でもKOシーンのスゴイ一撃が入った瞬間は終わりにスローで、またリプレイで放送されるわけです。そこが一番の見所なので。ニュースのダイジェストでも、必ずいいパンチがはいったシーンをまとめますよね。まあ、見たいところはそこなわけです。そこをシーンとして入れないのは、どうなのかな?と思いました。

 ボクシング漫画といえば、『はじめの一歩』があって、最早ボクシング漫画として人から面白い!と薦められることはないと思うんですけど、漫画として技を設定して、お互いの技をやり取りして、結果これこれこういう理由で上回ったからこっちが勝つ―というわかりやすい説明を作るからウケているわけですね。ボクシング知らなくても、読み物としてなるほどねと読める作りになっているわけです。またマンガ表現として、スピードのあるパンチ表現や、キレのあるパンチ、また相手にいいのが入る表現がしっかり描かれている。読み手に伝わる・わかりやすいわけですよね。あまり参考にしてほしくはないですが、そういう画の「わかりやすさ」がもうちょっと必要、取り入れるべきでは?と思いましたね。

 それこそスピード感、臨場感を演出するのならば、言葉をなくして、シーンを数いっぱい詰め込んで、展開させる。しかし時間は過ぎていないとかボクサーのスピードを演出するというのでもいいかもしれません。KOは最後の結果で過程こそがボクシングの醍醐味なのだ!という基本ロジックを採用するのならば。いずれにせよ読み手に伝えるための論理だったり、わかりやすさを設定すべきでしょうね。

 ボクシング漫画といえばやはり、新井英樹のシュガー*4でしょうね。あれがボクシング漫画で一番面白かった。もう一生ボクシング漫画描いて欲しいと思うくらいでしたね。

 

  こんなところでおしまい。そういえば、『グラビアトリ』っていうのがありましたね。多分そろそろ連載終わるでしょう。グラビアを学生がやるというイロモノでしたが、まあ試しの連載、新人育成のそれとしては上手くまとめたのではないでしょうか?ジャンプの長期連載の弊害のように、何でもかんでも長期連載志向してはダメ。はじめから短く終わることを念頭においてもいいでしょう。*5

 リクドウがメインなのに、アイキャッチにはアザラシを選びました(^ ^;)。こっちのほうがインパクト強いので(笑)、

*6

*1:試し読みページとなりのヤングジャンプ : もぐささん - 週刊ヤングジャンプ&ミラクルジャンプ連載作品試し読みで第三話まで読めますね。読んだことのない人は是非どうぞ

*2:―ということを書いていたら、さっそく杉本が「うぉォん」とクマと正面からぶつかっていきました。顔に傷を負う白熱したシーンなのに、あっさり終わらせすぎですね。もったいない、その後さっさとギャグパートに入ってしまうのは、「緊張と緩和」のロジックを損なっている。もっと緊迫シーンをきっちり描いてからギャグに移るべきでしょう。日常と非日常をきっちり描きわけないと作品の魅力が出ない。今週はシリアス、来週はギャグとかもっとしっかり分けたほうがよろしいと思いますね。

*3:冷たさ・暗さは作品のテーマなのでそういう表現が多用されるとして、主人公の対照の存在として明るさ・軽いキャラってのが必要かもですね。そういうキャラを引き立てるためにいかに明るい感じを表現するかという技法が身につくと表現の幅・作品の引き出しが何倍にも広がりそうですね

*4:

 

*5:もう、終わるんだろうな―と思ってたら、なんか新編始まったんでしょうかね?こっから新編は厳しいと思うんですけどねー

*6:はてなブログでは初めてマンガ・アニメカテゴリーで書いたので、過去に書いたものを一応宣伝・載っけときます