てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

シリア難民の話

シリア難民の話題でそれにまつわる話を。

 ウェッジの記事ですね。欧州難民で密航業者が急成長悲劇に咲いた“あだ花”bit.ly/1O2Q8z5
 密航・難民ビジネスが盛んになっているからこそ、闇経済対策として難民を正式に受け入れようという意図なのかな?今回の難民受け入れは。最初に到達した国で難民申請という規定があるがゆえに、手当が厚い独・スウェを目指して密航しようとするのだと。そこに闇ビジネスが発生する仕組みがあるわけですね。

 人口減少、少子高齢化に対応ドイツ、難民開放政策の背景bit.ly/1KboE4g
 少子高齢化が今回の移民受け入れの背景にあると。シリア難民が若くて教育程度が高いのがポイントでしょうね。シリア難民は負の材料だけになるわけではないと考えられているというのは面白いですね。既にシリア難民を受け入れたから、「質の低い難民」を断る。他に発生した政治難民はもう一杯で受け入れられないよ!とか、そういうことが予想されそうですが…。その点はどうなっているのでしょうか?

 日本も今のうちに、日本社会内で衝突を起こさずうまくやっていけそうな文化的背景を持つ難民をピックアップして受け入れるとかしないとまずいと思いますね。国際社会内の評判を落とす、対外イメージの問題がありますからね。それに加えて、結局渋々受け入れざるをえなくなって、「質の悪い」難民を受け入れて社会問題に―となったら最悪ですからね。

 安保以上に、国際社会でのイメージにはそういう努力が重要ですから、今のうちから難民を受け入れる際にノウハウを築くことを考えて、少しの枠でもいいですから、色々な難民を受け入れておくべきだと思いますね。ベトナム人がヤギか牛かなんか捕まえて食べてたなんて事件がありましたが、ああいう労働力目当てで受け入れて、違法労働が発覚すると言ったようなことばっかり起こっていると、国際社会でのイメージを落とすのはやめて欲しいですし、政治難民受け入れというところから日本ブランドを構築しましょう。


 そうそう、独がシリア難民を受け入れる背景には、やはりシリア情勢に本腰を入れる転換点というのがあるかもしれませんね。難民受け入れといて、あとはしーらないになるとは考えにくいですし。シリアの未来がどういうものになるかわかりませんが、「シリア難民が安定化したシリアに帰国する」というビジョンを既に描いているかもしれないですね。大国独外交の戦略がそこにあるかもしれません。