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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

2010参院選挙② 小政党の停滞・みんなの党の躍進

選挙分析・選挙関係

2010参院選選挙① 菅直人の選挙能力への疑問と自民勝利への疑問の続きです。元ネタは10/7、参院選直後に書いたものです。もうちょっと選挙分析でまともなことを書いているかと思えば、やっぱあんま意味あること書いてませんね。いちいち移す意味あったか今更後悔。6年前といえば今年の改選の議員が当選した年なんですよね。今年の選挙で分析書くときになにか役に立てば…。立つ気がしませんけど…。

 

公明党の勝利と社民・共産・国民の敗北】

 さて、今回自民の勝利ということではないことは説明しました。むしろ選挙に勝利するというのは明確に争点を示した場合だけに限るでしょう。明確な争点を示せずに相手、野党の悪口言って終われば必ず負けます。それは安倍さんに、麻生さんが証明してくれました。

 勝利者がいないんで、むしろ敗者がなぜ負けたのか?という視点で考えたほうが良いでしょうね、今回の選挙は。敗者を中心に見てみましょう。タイトルで公明の勝利って書いてますけど(^ ^;)。

 公明の勝利というのは、現行の選挙制度を続けるのなら、一人区で公明の重要性は変わらない。馬鹿な共産がバカバカ候補立てるから、民主よりの票が奪われた。つまり、今後民主としては選挙区で公明を自民から引き剥がす(必ずしも自分たちと協力する必要はない)。共産といくつか選挙協力する体制を作る。この二つが戦略上重要な要素になりますね。

 公明は自・民二大制(仮)時代に入った時点で、与党ととにかく連立するという節操ない戦略をとるかと思われましたが、相手側と選挙協力するぞ!というブラフ、脅迫戦術で自分たちの組織票を売り込む戦略に変わりました。もはや連立するしないということは重要ではなくなりましたね。何でもかんでも拒否というねじれ戦術は今後の参院では起こらないでしょう。なくてもいいけど、あった方が味がある。一汁三菜のおしんこみたいなものでしょうか?もしくはカレーの福神漬け。「福神漬け戦略」で、自己の存在感を発揮するということになるでしょう。今後の公明は。20議席で、それを生かして、影響力を発揮するということになっていくと考えられます。

 もし、自公協力がなく、共産と折り合いを付けられれば、一人区でもかなりひっくり返ったでしょう。民主の一人区での敗北はそれがすべてです。そして今回の選挙の特徴はもう一つ現職が強すぎること。投票率70いった衆議はそのために入れ替えが激しかったのですが、投票率が低ければ、低いほど現職有利。既得権益は温存されやすくなってしまいます。これは絶対に何とかしないといけない。

 輿石さんと北沢さんなんて任期終わったら、80と78ですよ。自民みたいに偽装新党=老人ホーム作って、片山さんみたいに功労者はそちらに飛ばすしかないでしょう。渡辺さんにしろ、ちょっと高齢者が多すぎますね。国民新しかり、もう組織票が強くないことがはっきりしたからには、こういう人にはどんどん辞めてもらわないと。

 後、世襲選挙の代表である、島根で何故一致団結できんかったのか…。協力してなんとしてでもそこは引きすり下ろせよ…と言いたくなりますねぇ。参議院は利権の巣窟となりかねないんで、一刻も早く選挙制度を変えてください。

 そして与党は参議院選でまず勝ってないんですね。これで与党は三連敗です。19回の小泉信任以来、与党は勝てていない。20回目の二度目の参院選で50VS49で小泉自民は敗れてるんですね。僅差ですから大したことないと思っても、自民は民主に500万票もの差をつけられての敗戦ですからね。ちょっと風が吹いただけでどうなるかわからない。もしかしたら、この結果で小泉さんは引退を決めたのかもしれません。

 56~58%で投票率が一定化してますが、これはいけません。今後投票三回もしくは二回連続欠席したやつは罰金1万円にしましょう。それで、随分財政赤字分補えますよ(^ ^;)。

 民主は前回と比べて500万ほど票を減らしたわけですが、丁度みんなの党の500万とぴったり一致するわけです。己も民主→みんなでしたしね、今回の投票先は。

 興味深いのが前々回と比べ90万近く票を落としてる公明。一気に落ちて760万になっている。つまり、今後公明党が影響を増やしていくということは考えられないわけだ。

 減らしているのは公明だけではない。共産・社民・国民と余分三兄弟のように、「余分三政党」がはっきりすることになった。共産は前回から85万減らした350万で、社民は299万→263万→224万と下落傾向に歯止めがかからない。憲法九条と基地撤去を同時に唱えるという非現実性と政権担当能力=法案作成能力のなさが如実に出た結果だろう。特に社民は政権にいながら、その存在感をまったく発揮できなかったことは支持層を落胆させただろう。共産も社民も政策に違いはない。特に社民はもはや政党の危機だ。丁度足して、580万になる。合併反対で80万へっても労働党として、同一賃金労働法とかを作ることを訴えれば、800万くらい行きそうな気がする。安保がわからなくても、そこら辺は適当なこと言っといて、ワーキングプアーに絞る戦略をとらざるを得ないだろう。もう、志井も福島も長くやりすぎだし、いい加減責任とって自分たちが衆議院の前に解散したらどうか?若い新リーダーを担いで、労働党からやり直すしかない。安保で票が取れないことがはっきりしたんですから。

 そうそう、国民新に、改革新党、あとたち日か。国民新は郵政票の化けの皮がはがれてしまい、もはや消えるでしょう。会派も解消したし、平沼さんが郵政で離党したように、政策面でほとんど違いないですから、いずれこれもくっつくのは時間の問題ですね。国民新が26万減らして丁度、100万票。おそらく保守強調のたち日こと、ヒタチに流れたんでしょう。

 ヒタチにせよ、舛添さんにせよ、議席一という結果で、自民にしてみれば、ねぇ、今どんな気持ち?状態でしょうが、これは全く逆ですね。参院選は殆ど戦いようがない。あれだけ無党派層を惹きつけて受け皿になったみんなでも、3つしか取れないくらいですから。これは当然の結果です。みんなも議席配分改革、一発選挙で参議議席増の目が出てくるんで、多分乗ってくるでしょう。小政党の真価は、衆議ですからね。とりあえず、100万票というノルマをクリアして、政党要件を満たしたことで、今回は両方共十分合格です。むしろ国民新がヤバイでしょうね。

 新党日本、田中さんが100万票獲得して自分が通った以上の結果を残せず、亀井さんと協力したのに、この有様。これで彼の政治生命は絶たれましたね。新党やる以上、やはり腹心、周りに5人くらいサポートする政治家がいないとキツイです。彼はテレビ出てた有田芳生さんが民主にいっちゃたように、もう目はないでしょう。田中の名前で票が集まらないんですからね。

 新党作った政治家は衆参参、ここで10議席取らないともうダメでしょう。みんなが今後独自法案で存在感出していくように、それができなければ政党の意味が無いんですから。舛添さんは別に全然悲観することはない。次の衆議に向けて着実に、戦っていくべきでしょう。彼もみんなとあんまり政策変わりませんからね。創新も道州制なら、新党作る意味がわかりませんし、どちらかに吸収されざるをえないでしょうね。

 自民はヒタチと舛添で比例比率を4%失った。これは衆議院選挙で大ダメージになる。民主がこけない以上、自民は民主とみんなにボロ負けする恐れが非常に強い。王者山王(民主)に勝った湘北(自民)は続く三回戦、愛知学院(衆院選)で嘘のようにボロ負けします。

 

【躍進したみんなの党について】

ここで終わりでも良いんですが、参院選挙シリーズで書いてしまったので、まあおまけ感覚でついでに。維新とかそこら辺に関係するので、まあ第三極関係の話はいずれ絡んでくると思うのでね。

 

 みんなが参院で11を取ったことで、独自法案が出せるようになりました。理事を出せたり、代表質問権を持てる院内交渉団体となりましたので、今回の選挙で達成すべきことはほぼ達成できたというわけです。そりゃまぁ、20~30あった方がいいには決まってますが、みんなは戦略目標を達成しましたので勝利といっていいでしょう。次は選挙区改正だったり、なんなりで民主と取引して、自己の発言権をよりもっと拡大させるでしょう。

 みんなの党が画期的なのは独自で日銀法改正法案を出してきて、デフレ対策をやることでしょう。まず、日銀は早くも政策委金利現状維持で、デフレ?何それ?おいしいの状態ですが、今後そんなことは許されなくなるでしょう。景気という観念は好きではないですが、マネタリーサプライが増えて少しはよくなるでしょう。少なくともデフレギャップが問題だという課題が真実がそうでないかがはっきりするわけですから、良い傾向です。

 これが画期的なのは独自法案で、政治を変えられるということを示すことです。まぁ、法案書くのは高橋洋一さんや江田さんでしょうが、しかるべき政党は大政党でなくても、ちゃんと法案で国政に意見を反映させるという当たり前の事実をさらけ出すわけです。

 つまり、社民・共産・公明・他は今まで何してきたの?となるわけです。特に社民・共産は既に10切ってしまい、それすらできなくなったのです。もう存在価値は皆無といっていいでしょう。

 捩れた今こそ、同一賃金労働法や、セーフティーネット確保の法案を独自に作って提出するだけで、説得力は全く違います。国民は馬鹿なようでも、みんなの渡辺さんが政策を訴えメディアに波及したように、必ず声は実ります。わかってるようで、わかってない。わかってないようでわかってる。この国民の性質を無視してはなりません。

 民主が次にやるべきことはみんなの法案=日銀法・公務員改革丸呑みと、同一賃金労働とセーフティーネットをやることでしょう。それをやって社民&共産の無能振りを天下に晒します。あら、不思議彼らの票が丸まる民主に流れることになります。

 確かな野党どころか、不確かな野党だとさらけ出してしまえば、民主は大幅に戦いやすくなる。公明もこれに乗ってくるでしょう。ここで、公明さんに恩を売るわけです。いや~公明さんがやってくれましたと。公明さんが一晩でやってくれましたと。

 それで、自公協力を絶てばよろしい。重要なことは決して公明と連立しないこと、そうすると支持者が離れるから。ねじれ国会は、今後「ねじれない国会」になります。普通に政党ごとに法案をどうするかという修正、法毎のバーター取引になるでしょう。何より、今野党が選挙できませんからね、まともに。思い切って代表戦終わった後に解散してもいいでしょう。*1

*1:まさか野党、自公がまともに選挙が出来ないという事態がまるっきりひっくり返るとはね…。日本は自民以外の政党が、本当に根付かないですよね…。そして唯一と言っていいほど勝った政党みんなの党があんな結末を迎えるとは、この時誰が予想しただろうか…