男子高校生の日常
さて、書こうと思っていてなかなか書けなかったやつ。これいつも言ってるけど(笑)。男子高校生の日常です。つい最近アニメが放送されていました。己もアニメ化するまで知りませんでした。
ボンバークレープさんの作品を見ていて、作者の山内さんとは一切関係はないのですが、こりゃ面白いなぁ~と思っていました。全然関係ないですけど、メジャーデヴューするにあたって、男子高校生の日常がどんだけ面白いものになるのか楽しみにしていました。
第一話を見た感想では、姫様の日常とか最後のCパート?に出てきてこういう感じでやるのかなぁ?ちょっと難しいんじゃないかなぁ?と思ってました。
【日常モノで男キャラというタブーに挑戦】
というのも日常ゆるふわ系アニメでは男キャラはタブー。ああいう作品、らき☆すたとかみなみけとか、苺ましまろとか、まあいくらでもあげられると思うのですが、そういう日常モノで男キャラって本当に脇役でしかないんですよね。ちょろっとしか出てこない。
日常ゆるふわ系アニメを男キャラでやる!というある種業界のタブーに挑戦したのがこの作品でした。スラムダンクが出るまで、バスケ漫画は業界のタブーだった―なんて有名な話があるように、これもかなり難しいテーマ、タブーへの挑戦だったことは否めないでしょう。
というのも、男キャラでやるとこの日常ゆるふわ系アニメはキャラ立ちが難しいんですよね。
キャラ立ちッッッ!キャラを立たせることによって物語というもの、フィクションは成立する!それが、日常ゆるふわ系アニメでは成立しなくなるっっっ…!(最初バキで、後ろはざわ…ざわ…風です(笑))。
【作品の命はメインストーリーとキャラ】
板垣恵介さんのお師匠サンの小池一夫サンが作品はキャラで決まるというようなテーマで講義をしていたらしいですが、まあストーリーでもいいんですけどね。ストーリーや時代背景・世界観を作りこんでいくより、キャラをどうするか、そのキャラと他のキャラの人間関係はどうなっているのか?そこさえ決まれば作品というのは基本ラインができて、あとは展開次第で勝手に動くようになりますからね。
メインストーリーとキャラがグワッとくるものでないと、物語というものは、特に名作というものは成立し得ないですね。ストーリー上の基本目的をここではメインストーリーと呼んでいます。ドラクエなら、勇者が魔王を倒して世界を救うってやつですね。まあキャラというのが命ということに変わりはありません。ファンタジーのような世界観が売りのモノでも、キャラ・メインストーリーがダメだったらいくら魅力的な世界観があってもヒットするはずありませんからね。
世界観<メインストーリー<キャラという図式でしょうかね?作品によってはキャラとメインストーリーひっくり返るものもあるかもしれませんが、まあいいでしょう。密接に結びついていて、ここまでがストーリーの魅力で、ここまでがキャラの魅力でなんて分けられないでしょうから。
【ワンピースからの分析】
例えばワンピースを解説すると、メインストーリーは至極単純明快でわかりやすい。海賊王=世界一を目指して冒険をする、そのために敵を倒し、仲間を増やす。本来世界の頂点に上り詰めるのなら、ところどころ拠点を築いたり、戦力を増やすためにはどうするか~とかそういう細かい話が展開されそうですが、そういった路線は微塵も出て来ません。
至極単純ですね、所々で財宝とかマジックアイテムとかそういったものを収集するというものもない。こういう冒険モノならそういったものがありそうなものなのですけどね。海皇紀なんか、古の文明技術の道具が出てきたりしていましたけど、そういうのはありません。あるとすればポーネグリフという点在する石碑を読み解くというくらいでしょうかね。それもおそらくは話の最後に全て繋がって謎を説明するというやつになるってことで、レアアイテムではありません(ウソップが貝・ダイアル使ってますがアレはちょっと違いますからね)。
おそらくレアアイテム制にしてしまうと、他の敵キャラもそれを持ってしまうからでしょう。あいつがこれを持って、そのまたあいつが違うアイテムのこれを~の云々カンヌンの頭脳戦になりますからね、ハンター的頭脳戦はワンピースにはないですね。
ワンピースの場合、過去の伏線・背景があって、立ち寄る立ち寄るその場所で、それを主人公たちが干渉して解決するっていうものしかありません。あとはそれを空に島がある!、海底に島がある!、人魚の世界がある!とそのファンタジー性で食いつかせる、見たこともない世界を描いてそこに読者を引きずり込んでKOするという黄金パターンです。
型はその細かい変種の繰り返しで、あとはメインストーリーでしょうね。海賊王になる=世界一の座に上り詰める過程で、世界の仕組み、そのナゾを解くというか、シャンクスという兄貴分との再開の約束を果たすとか、まあ一本またぶっといストーリーの柱があって、本当の兄エースの敵討ちってものの二本柱でしょうか。
これだけ聞くと、そんな大して面白いようには見えないんですが、尾田さんは人間関係、人と人の紐帯・絆を描くのがほんとうに上手いですからね。そこにシビれるぅ!憧れるゥ!的な話を作って、仲間の絆を表現するのが上手い。メインストーリーの話の、ああなるほど、こういうことになってたんだなぁっていう作りも上手いですが、単発単発の人と人の紐帯を描いて感動させるのも上手いですね。大体一見こういうふうにみえるんだけど、実はそれは勘違いによる思い込みだったり、かばっているために見せかけられたもので、本当は…的な王道パターンなんですけどね。基本は単純ですが、作り・応用は本当に天才的に上手いですから。
なんかワンピースの話のほうがなげえな(笑)。まあそういう少年漫画の王道バトルモノ、バトルモノと言えどもメインストーリーがなければ単なる喧嘩バカになるだけで、キャラの解説はしてませんが、魅力的なキャラと、メインストーリーがあって初めて成立することには変わりない。
【メインストーリーなき日常モノ】
ワンピースのようなそれと違って、日常ゆるふわモノはメインストーリーがないですよね?こなたがレヴァ剣持ってグランドラインを渡るわけでもないし、千秋がバカヤローと言いながら軒並み悪の結社・組織を倒すわけでもない。よつばが自分の生い立ちの謎を知るために苦悩し自分探しの旅に出るとかはあっちゃダメなんですね。
あと何があったかな?日常系モノでパッと思いつかんなぁ。まあいいや。どんな日常ゆるふわモノでもメインストーリーというものは存在しないんですね。逆にあったら成立しないわけです。ジャンルに『日常』ってついてるくらいですし。
日常のデキゴトをただ淡々と繰り返すというこれまでの作品の根本的テーゼの否定。ジャンプでいう王道バトルやスポ根モノとか、そういった特殊な目的を設定して、そこに突き進んでいくというテーゼの否定ですからね。物語の基本、達成困難な特殊目的の達成、それを否定する。メインストーリーの存在そのものを否定する!っていう革命的なのが日常モノのすごいところですよね。
思うに恋愛モノ、少女漫画の恋愛オンリーの漫画というのは日常モノのハシリだったと言えますね~。
少女漫画-恋愛=日常モノ
っていうことですかね~?発端は?まあもちろんヤオイモノ、山なし・落ちなし・意味なしっていうジャンルがあったんですけどね(別の意味のヤオイではないぞよ!もちろん)。少女漫画にもギャグがあって、そこには取り立て恋愛を描く必要がなかった。そういった培養があって、生まれ育ってきたジャンルなんでしょうけども。
そんな話はさておき、いずれにせよ作品の核であるメインストーリーとキャラ、その片一方をバッサリ捨て去ってしまっているのですから、キャラが立たないと日常モノというものはお話にもならないということなのですよね。んで、これまで日常モノでは例外なく主人公たち、キャラたちは女性だった。そこに男性は存在しなかった。逆バキ、逆アカギです。なぜなのか?
【日常モノに不可欠な萌え要素】
男なんていらない!男なんて死ね!っていうことがあったかどうかは知りませんが(^ ^;)、男だとキャラが立たないんですね。大体そういうヒットした作品を見るとキャラは幼児っぽく描かれたり、小中学生だったりする。それは見てる側が可愛い、君カワウィーネと思うようなものでなくてはならない。
ただでさえメインストーリーという柱を欠いた以上、それを補うぶっとい柱が必要。それが大抵現在の一大潮流である萌え路線。萌え要素が日常モノの柱になっていると思われます。この作品の男キャラ主体というのはそういう点で非常に野心的といえるわけなんですね。
【日常モノが目指す主食路線】
あずまんがみても、ツボにはまったwwwマジ笑い死ぬwwwというよりは、ジワジワ来るボディーブローの悶絶地獄を想定していますね。大体ギャグマンガである、アレは本当に死ぬほど笑ったよ~という話はありません。ウケるというより、こういう感じわかるわ~あるある~、こういうやつ好きだわ~と細かい感性・機微に訴えかけるものですね。淡々と日常をなぞって、クスっとさせる。それで、そんなに死ぬほどハマったということにはならないんだけども、なぜかちょっとまた読みたくなったなぁと思わせる。それがコンセプトですね。
まあ贅沢なステーキよりも毎日の御飯と味噌汁ですね。好きとかなんとかいうんじゃなくて、とりあえず毎日食べるものという感覚にさせるわけです。一回の強烈な印象に残るごちそうではなく、毎日の習慣・ないとなんかおちつかない主食ですね。
【萌え=癒し】
消費するものエンタメの基本はド派手ですよね。鬱屈した日常のルーティーンからかけ離れたドカーンとしたド派手な壮大スペクタルを人は楽しんできたわけです。それを細かいクスっとしてしまうようなところに視点を移したのが日常モノですね。一昔話題になった癒しという発想に近いでしょうかね?
そのクスっとする作品のキャラは女性、特に子供の匂いを感じさせるものでないといけない。それは子供を見て、子供は可愛いなぁと癒される感覚に近いから。ああ、わかるわぁ~とか、こいつ可愛いなぁ~と感じるとき、その人がムキムキマッチョで、頭脳優秀で、社会的地位もあって、イケメンで~とか完璧な人間だったら可愛いなぁと素直に共感できませんからね。まあ、そういうキャラがいてもそれはそれで面白そうですが(^ ^;)。もしそういうキャラが出てくるとしても、数ある脇の一人になるわけですね。決してメインには成り得ない。
癒しといえば動物、先日のぬこのように、ぬこはかわゆすなぁ~という感覚。いとかわゆしと思うところに日常モノの命があるわけです。ほっとするというか、ニヤッとするというか。まあ、よつばと!なんか見ててもそうですしね。
女性・子供キャラ=萌え・あるあるネタ=癒し
単純に図式にするとこんな感じでしょうかね?前フリがかなり長くなりましたが、そういう点で日常モノを成立させる不可欠な要素、女性キャラを出さないというところはもう本当にすごい発想というか、決断というか、どうやって話を作るのだろうという感じですね。
【対照的に薄く感じた男キャラ】
くれぐれも関係ありませんが、東方の作品を見ると、本当にキャラを上手く使って話を展開させている。それも東方の二次創作でお約束になったキャラがあるから。キャラ立ちしている駒を使って話を展開させたから。東方知らない人はわからないかもしれないんですけど、まあ有名な二次創作の元ネタで多くのキャラにそれぞれの作り手が二次創作を作る上で自然にキャラが生まれていったわけですね。無言の了解があるから、作品内でそのキャラを生かして無茶苦茶な行動をさせて笑いを生み出していました。
んで、男子高校生の日常の一話を見ると、~~を装備した、ダメージを受けたとかいうドラクエネタ(これ二話だったっかな?)それ意外全く記憶に残らなかった。印象に残らないんですよね。正直全話見たあとの今でも、キャラの顔は覚えているんですが、顔と名前が一致しない状態ですね。
男のキャラだと、誰が誰だが印象に残らない=キャラ立ちが難しい。髪・目の色だったり、制服だったり、もっと分けたほうが良かったんじゃないかな?と思うのですが、らき☆すたみたいに一キャラ=一カラーというのがなかった。なぜか?絵柄の問題もあるかもしれませんが、男キャラに色をつけるとやはり外人色が強くなる。お前何人だよと。
むしろ、らき☆すたの人の絵柄を褒めるべきかもしれませんね。色を付けても、さほど違和感を感じない絵柄だからこそ成功したという要因もあるでしょうね、きっと。まあ実写系の絵柄とは言えないんですけども、パッと見でキャラ立ちがわかるかというとそういう感じの絵柄ではない。であるならばZUN帽に代表されるように、東方のキャラは外見でパッと見でキャラが分かる。そういう世界観のほうが良かった気がします。
男性は女性キャラと違って、小物で分別しづらい。女性キャラはメガネや髪型・アクセサリといった小物・服装(この作品では女子高生だから制服)などと、パッと見でキャラが分かりますからね。男キャラは金髪も一人だけじゃなかったし、誰が誰やらいまいちはっきりしないんですよね。主人公誰だっけ?って感じですし。そういえばなんかのゲームで男キャラが柔道部でいつも柔道着着ているキャラが居ましたが、なんでいつも柔道着なんだよwっていうのはそうしないとキャラ立たないからなんですねぇ。
個人でのキャラ立ちが難しいなら、生徒会という組織・集団でキャラのカラーをつける。所属で印象付けるというやりかたがありますね。名前は覚えていませんが、生徒会のひとたちがいたなぁというのは覚えています。ただそれでも、もっと生徒会としてこれをやる三人組の中のこういうキャラ、こういうキャラという色付けをすべきでしたねぇ。メインの三人もいまいちわからない。杉田という中の人というイメージしか残ってないんですよねぇ。
やはり世界観で勝負すべきだったかもしれません。『日常』が日常ゆるふわ系でありながら、どこが日常じゃい!という異空間、異変をどんどん描いて、ちょっと違う方向から攻めていったように、魔王の息子とか妖怪とか超能力者とかキャラ付けしつつ、日常モノを展開すべきだったかな?という。ただでさえ、キャラ立ちが難しい男が中心なんですからね。
最近の主流は萌えかハーレムアニメ、それに真っ向から挑戦する本作品は意欲作で視点が他の作品と明らかに異なっているので期待大なんで、もうちょっとそういうところを一工夫して攻めないといけないということですね。
キャラが確立されて、読み手にこのキャラはこういう感じか~と印象づく前に次から次に新キャラが出すぎではないか?と思います。そういう見せ方のタイミングも大事かと。らき☆すたなんかキャラいっぱい居ましたけど、基本はメインの四人で話を展開する。With脇キャラという感じで脇キャラの話になって行きましたが、メインの三人の位置づけも固まっていないうちに、キャラが出しすぎかな?だからちょっと誰か誰だかはっきり言えないと思います。
大体ギャグマンガってメインキャラが固定されて、そこを中心として展開するという形が固まってから脇キャラに行きますね。ジャガーでも稲中でも。メインキャラという固定をしてから他のキャラ出したほうがいいのではないでしょうかね?メインキャラという固定観念を覆すという取り組みもまたすごい斬新で面白いとは思うのですが。
そういえば、この作品では妹とか姉が目が描かれないモブ化されているんですよね。結構出てくるキャラでも。やっぱり男主体でやろうってことですかね。そういう心意気・プランは目新しいんでいいですね。こういう話の時はモブ、こっちのパターンだとキャラ立てされるとかあったら面白いなぁとか思いましたね。配線の話で出てきた目が描かれていない女会長は、女子高生は異常で出て来たあのねーちゃんじゃないのかな?だったら面白いんですけどね。
【女キャラの破壊力】
んでまあ、さんざん否定的なことを言って来ましたが、この作品は同時期、タイムラインのアニメでは一番面白かったんじゃないですかね?ガンガンオンラインで公開されているらしいですが、このアニメ化以後三倍の60万にアクセスが跳ね上がったとありますしね。
面白かったというのは途中から女性キャラが出てきたから。文学少女やっさんとかりんごちゃんとか、女子高生は異常とかそういうのが本当に面白かった。公式サイトの人気トップテンを見ても、文学少女とドラクエのやつ以外は何の話かさっぱりわからない。そういうああ、あのネタ(話しかぁ)と印象に残らないのも非常にまずいと思いますね。実際女子高生は異常とかはカウントされなかったんでしょうね。絶対そっちのほうが面白いもん。後半になればなるほど。
とにかく、やっさんが可愛かったwww。文学にハマっている彼女のオリジナル作品の独自の世界観を押し付ける、その展開を期待しているやっさん。その期待に答えようと対応するヒデノリとか、その次のモトハル版とか、この文学少女シリーズは本当にこの作品の一番の売りなんじゃないかなと思いますね。何話だったか忘れましたがやることなす事全部失敗、裏目になっちゃった話はニコでも上がってましたが、本当に面白かった。
画伯は声だけですぐわかるから、キャラの激しさ・荒々しさがすぐ馴染みますね(笑)。隣の家の男子高校生唐沢に、女子高生の引き立て役のくせに何生きてるの~!と暴言を吐いた挙句、呆れた唐沢は相手にせずただお菓子を放り投げる。―とサル山の猿のごとく野生化してお菓子を貪る女子高生の図(笑)。もはやこいつらの異常な行動だけでキャラが立つ。
どうなんでしょうか?男子高校生エピソードでもやっぱり、面白いなぁ~と感じた人も多いのかもしれません、後半からだんだん面白くもなってきてましたし。まあ、己はそれも女キャラありきだと思うんですが。女性キャラ出てくる話は軒並み安定して面白かったでしたからね。
まあ、件の東方も男キャラがこーりんくらいしか出てこない女キャラあってのもの。男子高校生のあるあるをやりたかったのも分かるんですけど、やっぱり主役・メインは女キャラに食われて行きましたね。後の方にちらっと親子エピソードが出てきましたが、こういう日常モノに親子的な、家族的な要素を描くのはあまり無いですから、そういう点から攻めても面白いかもしれませんね。
日常モノで親子・家庭は描かれないんですよね。家庭とはつまらない日常の象徴ということでしょうか?あるいはそれを描いたら、サザエさんやクレヨンしんちゃんになっちゃうからということかもしれませんが。小学生くらいまではともかく、中学生・高校生&親子・家庭という日常モノは存在しえませんから、そこに挑戦して新境地を切り開くというのもまた面白いかも。
男子高校生の絡みだけだと、どうしても面白さを描き切れない。起承転結じゃないけど、フリ、ボケ、ツッコミ、オチといったそれがきちんとまとまっていると思えない。男は普段バカやっている中で、ああいうことをやらないでも無いですから、そういうネタ的な無茶行動はそこまでヒットしないと思うんですよね。だったら芸人がテレビでやるあっちのほうが面白いや、ってなっちゃいますからね。他のコンテンツでできちゃうのならアニメ・漫画の意味が無いですからね。
あと男の笑いってたまにキツイのがありますからね。それ笑えねーよ、引くわっていうのに気をつけないと。妹の下着をメインの三人が盗んでつけているって話がありましたが、アレは面白いのかなぁ?どちらかというとただの変態だろとか、思春期の性欲の暴走でマジ笑えないわ…と捉える人も出てきてしまうと思うんですよね。己はああいうのは笑いとしても微妙だし、引かれるリスクを考えるとまずいと感じるんですけどね。まあ、なんでお前らブラつけてんだよwwとなる人もいるかもしれないんですけど。
ピューッと吹くジャガーとか稲中みたいなギャグ路線をところどころ盛り込んだほうがいいんじゃないかな?という気がするのですけども、どうなんでしょうか?
まあ、途中から間違いなく面白くなっていきますから、見てない人はオススメですね。最終話だと、設定絞ったゲームセンターでよくあるネタとして作ってますし、これであるあるネタで間違いなく万人に伝わるでしょうし。日常のパクリじゃないのか?っていうようなフランクフルトネタとか、最後遅刻遅刻~と言いながら、ドネルケバブとチーズフォンデュ食いながら登校するというシュールネタ入ったり、確実に面白くなってました。むしろ、ここからようやく本番だろうというところでなんで一期で終わるのか?もったいなさ過ぎだろうと思うところ。
なんか人気投票ランキング10おかしいなぁ…。ゲームセンターネタ面白かったのに入ってないし、1位もとくに記憶にないしなぁ。なんか最後の話が偏りすぎている気がする。全話から投票やってないっぽいなぁ。
己が指摘したものも、むしろデビュー作家によくあるまだまだ手探り段階で、自分流の作風・黄金パターンを構築できていないゆえのそれに過ぎない可能性もありますからね。続きはそういう欠点を心得て、もっとうまく描いているかもしれないですしね。日常系の前フリというか、キャラ出してさあ、こっからって感じになった一期終了はもったいないですなぁ。みつどもえも一期後半から面白くなりだしたし。
この作品だけじゃなく、センスありますから、その次・またその次の作品というのも期待できそうですしね。早くアニメ二期出来るといいですね~。己が上げたキャラ立ちがしないという欠点もたくさん描いているうちに克服されて、今までになかった作風・世界観として新ジャンルを切り開くかもしれませんしね。
※そういや日常モノって大抵ページ数少ないんですよね。以前書いたようにマンガの見せ方・コマ割りとかそういうところでもっと工夫が必要かも。あと、そういうマンガをアニメ化するってかなり難しいんですよね。ストーリーモノを単純にアニメ化するのと違って、うまく見せるのに一から考えたり、編集しなくちゃいけませんからねぇ。