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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

【読後感想】 韓国併合条約

哀悼・追悼 小室直樹 外交関係

 

の関係で書いたものです。つまりこれもまた過去(10/9)に書いた再掲ですね。

 


韓国併合
 まず、韓国併合について思ったことから、最近どうも韓国併合について、違法だったとか、無効だったとかいう説を唱える変な人がいるらしい。それをそもそも主張することについていかなる意味があるのか、根本的にわかってない可能性が非常に強いので指摘しておきたい。

 別に己が韓国併合が合法であるとか、どうとかいちいち論じるまでもない。当時の国際慣行から見ておかしいところは少しもない。意に反するとか、嫌がったとかはまったく関係がないから。おそらくこういう主張をする韓国人(朝鮮もそうなのか?いまいちわからないKoreanで統一)、もしくは日本人は国際法というものを根本的に勘違いをしている可能性が非常に強い。

【併合無効は善悪と何の関係もない】
 韓国併合条約を無効にするとして、それで当時の日本の行動が「侵略」認定されるわけではない。それで非人道的だったり、倫理的・道義的にやましいことだとか、おかしいことだとか、そういう価値観・評価がなされるわけではない。当時の国際的な慣習から著しくかけ離れているのならばともかく、そうではないのだからそれを無効とみなすことにあまり意味は無い。

 非人道的だったり、日本帝国の行動として倫理的におかしい・間違っていたというような性質を論じるならば、そこを取り上げてもしょうがない。併合のあり方や中身を論じて、いかにひどいことが行われていたのかという検証をしないと意味がない。

 

 『日本帝国という当時の国家の異常性』を立証できる。政策・外交方針がおかしいものだったという主張が正当付けられると思ってるんでしょうが、そんなことは到底ありえないことです。侵略者、悪者の日本被害者韓国といった二元的な視点で捉えているのでしょう。むしろそういう動機から始まって、結果無効論に至っているのでしょうが、そんなことが通用するはずありません。もう一度言いますが、仮に無効ということになっても、日本が倫理的に間違っていたかどうかというのはまた別の話になりますから。


 書いてあるとおり、もし当時の条約が無効であるならば、国内の反政府組織がゲリラ戦のような形で抵抗を続けているか、中国なり、イギリスなり海外で亡命政府が組織されていなければならない。つまり、それらが認められない以上、事実日本総督府がなくなってそのような勢力(韓国併合以来の主権を担える人物)が主導した事実はないのだから、どうみても明らかに併合条約は有効だったとしか言いようが無い。それでも無効とするならば韓国という主権国家がその時代消滅したと主張することになってしまう。

 たとえるなら、日本という有名パン屋にパン買いに行って、Koreaさんはパンが高い!とクレームをつけている。何でカレーパンが700円もするんだ! おかしいじゃないか!と、パン屋日本は味で勝負してるんですよ~といくら説明しても納得してもらえないようなもの。いくら高い!と騒いでも味とは関係がない。そしてその不当性をいくら訴えても、みな味に納得して買っていくからますます憤る―こんな感じでしょうか?自分の基準・価値観だけで主張をして、世の中の流れを理解しようとしないという感じ。

【併合条約無効論の先にあるものは日韓戦争】
 流石に当の韓国政府がそういうことを主張していないので、アホのたわごととして片付けられますが、この条約の無効性を仮に訴えると、どうなるのか?既に日韓基本条約で両国間の国交に関する取り決めは終わっているわけで、全く意味がない。何をしてるのか、よくわけがわからないですね。そしてこの併合条約の不備を突くとして、無効にすると、その後に待ってるのはこの基本条約の否定。すなわち韓日関係を根底から捉えなおすということになる*1。日本の諜報機関が情報を分析すると、韓国は朝鮮と統一後、日本と敵対をする。特に友好関係を保つ中国を後ろ盾に、大陸対海洋の図式で挑戦してくる―そう捉えられて仕方がないですよね…*2

 それでも最終的に、民間の中に執拗に反日を煽る世論が根付いており、戦略なきFrustrationの発露に過ぎないと捉えるでしょうけど。同時に韓国民意の低さ、そしてそれを放置している外務省の世論工作の失敗を強く警告して、おしまいでしょうけどね。

小室直樹博士の悲願】
 筆者の生涯をかけて成し遂げたかったこと、そしてやはり成し遂げられなかったことはこの二つの主張にあるでしょう。すなわち、①思想の自由、良心の自由freedom of consciousnessの確立。②日本伝統主義の打破。人格と意見を分離して捉えることなくして、言論の自由などありえない。そしてこの反対は洗脳だと、異なる考えを許さないというのは紅衛兵だと、まさしく喝破されたわけですが、果たしてそこに解決の糸口はあるだろうか?
 そして伝統主義がいかに悪いか、本書では資本主義が成立しないと述べているわけだが、最も重要なことは伝統主義はびこるところ機能不全に陥る。何より不合理なものを合理的なものに改められない。改革・自己浄化能力を発揮できない!これができない組織・集団はどうなるかいうまでもないだろう。

 中国資本主義の話まで書きたかったが、今日中に終わりそうにないので、分割。

*1:これは戦後の混乱期で、あるいは外交トップの無能で、なんでも良いですけど、そういう理由で日本の悪の糾弾が不十分だった。もしくはもっと対価を引き出せたはずだという例の願望でしょう。だいたいこういう都合のいい願望を政争に利用して、政権批判をして批判票を集めるというのは良くある話ですからね

*2:まあそんな実力ないのでありえないですけどね、そもそも統一もないですし、中国もそんなパワー無いですし