てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

橋下VS部落差別、大阪都で同和・差別問題は解消されるか!?

 実際には見なかったんですが、橋下さんの週刊朝日の報道で佐野眞一氏の連載で橋下さんが同和出身だとか言う記事が載せられた問題がありました。抗議を受けて朝日側は反省・謝罪で連載も打ち切りになったわけですが、なかなか不可解な話でした。

 そもそも朝日は反差別!反権力!というものを売りにしている会社ですから、仮に橋下が権力者として独裁者になる危険な人間だ!とマークしていてもこの理由から彼を責めるというのは考えにくいことなんですよね?なんでこれにGoを出したのかわからないですね。

 報ステなんかみても結構橋下押しでしたし、やるにしてもウチは橋下サン押しですし、同和とか差別問題をやっている社だから、ウチならこういう問題で扱ってもセーフになるだろと思ったんでしょうか?対応がドタバタすぎるんですよね。やる前に事前に伺い立ててダメって言われて初めからやらない。あるいはどんだけ叩かれてもやりぬく!一本通った姿勢が見られないんですよね。初めにあれがセーフと思ったから載せたんでしょう?抗議受けてやっぱやーめたなら、はじめからやるなよとしか言えない。

 もしくは、弾圧を受けた!みたいな実績作りか?今後橋下は圧力かける危険な政治家や!みたいなPRしていくとか?まあジャーナリズムとして週刊朝日が大きく信頼を失ったことには違いないですけどね。

 橋下さんが同和出身だとしたら、興味深い話を聞いて思いついたことがあります。仮説―被差別出身の橋下氏は、差別を受けてきた故に権力志向であり、自らが苦しんだ差別なき社会を作るために政治の世界に入ったという側面も持つ

 まあ、こんなことが言えるんじゃないか?と思ったのでこれについてちょっと書いておこうかなと。興味深い話というのは、昔っからいろんな所に同和・部落の地域はあって、差別はあった。しかし東京のようなところでは昔から住んでいる人は「あそこが部落だ、あいつが部落だ」ということを知って多少の差別はるが、高度経済成長の発展期に開発が進んで出入りが激しかったため、同和や部落が目立たなくなっていった。昔の人はともかく新しい時代の流れにともなってそういう傾向も消えていったと。

 対照的に開発が進まなかった大阪では部落地域が取り残されて未だに差別が根深い状況になってしまったと。もしそうであるならば、被差別出身の橋下氏は部落差別をなくすために大阪都構想を考えたという一面をまた見出すことが出来るかもしれないと思ったわけです。

 大阪都=部落差別解消というのは、東京を部落差別を撲滅したモデルと見立て、大阪も東京と同じ事をやればいい。つまり東京と並ぶような大都市に大阪がなれば、開発が進んで東京のように部落差別が解消されていくというストーリーが描けるのではないか?そんなロジックがあるのではないかと考えました。

 要するに経済成長が部落差別をなくす最高の特効薬といえるわけですね。そのために効率のいいことをやろう!大阪の経済活性化のために道州制、関西州として独立し、経済成長を達成すると。差別をなくす経済成長を達成するためには、首都になって一極集中を大阪でやるか、独立した立法権行政権を持つかしかありませんからね。

 彼の政治思想、国家主体のそれも差別を受けるサイドの人間であるなら納得行く要素がありますね。心理的に見て国民として認められないものは反国家的になるか、そうでなければおもいっきり愛国的になるものですからね。愛国というか、国家に奉仕することで立派な人物だと認めて貰う必要がありますからね。そうすることで差別のレッテルを跳ねのける。

 橋下さんはこの○○野郎!と差別的なことを言われて、その地位を引きずりおろされないために愛国・国家奉仕の側面を必要としているわけですね。黒人・女性大統領によって黒人・女性差別だ!と言われないセンシティブな問題を解消してもらうというパターンがありますが、逆に橋下さんが被差別出身ということは、橋下は差別主義者だ!と言われた時の切り札になるので政治的に非常に好ましい要素でしょうね。

 国家の前の一人の人間という点で、国家に尽くすという点で同じ人間だという主張の前にはどんな差別もあっという間に崩れますからね。

 人権擁護法案も同和対策事業(貧しい町並み故にすぐ同和地区だとわかったそれを解消するためのインフラ整備がなされたんですね)が終わって、その後も改善されていない関西の差別の実情を念頭に置いたものかどうかは知りませんが、もしそうだとするならまず経済状況に目を向けないとどうにもならないと己は思います。昔から変わらない社会構造が前提になっている気がしますから。社会構造を変える抜本的な変化がないと難しいでしょう。

 にしても佐野眞一というかたはノンフィクションで結構有名だったようですが、これをきっかけにどうも盗作(剽窃)じゃないのか?と注目を浴びたようで、これをに商売できなくなっちゃうんじゃないでしょうかね?(参照週刊ポスト連載でも佐野眞一氏の「コピペ」を大量発見 ... - ガジェット通信)どうなりますかね?

 小林よしのり氏は昔差別をテーマに描いていて、この件については橋下が正しい!よくやったとエールを送ってましたね。それだけ部落差別問題がセンシティブなんでしょうね。これはきっと生まれた地域・出身地や年代によって分かれるんでしょうけどね。部落差別を身近に感じてない人は、別にそんな怒ることでもないんじゃない?感覚でしょうけどもそれが身近にあってひどいなぁ、おかしいことだけど、おかしい!って否定出来ないほどの空気・現実で生きてきた人は、そんなことを暴露されたらまともに生きていけない!ということを知っている人は、全く違った反応を示すでしょうね。

 少なくとも橋下がレイシスト・差別主義者だから、ヤツを差別していい!やつを引きずり下ろすためには何をやってもいい!なんて言ってる人は正気の沙汰じゃないと思います

 橋下の政策、この点についてこれはこうだ―と論じればそれで十分済む話ですからね。

 周りに部落がないからわからないんですけど、氏の作品とか見てひどいなぁと思ったことがあるんで、誰々が部落じゃね?みたいなことをジャーナリズムで扱うのは完全アウトだと思いますけどね。

 橋下さんには大阪大開発でぜひ部落問題なき世の中を関西で実現して欲しいですね。関西の治安の悪さもそういえば…と思わなくもない。橋下さんの勝利・ゴールとは大阪大開発なのかもしれません。