てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

中国の海軍レーダー照射事件について

 この事件についてちょっとした解説を。このレーダー照射というのは攻撃準備、銃で言うと撃鉄を起こした状態と言いますか、まあ殆ど交戦一歩手前という事態になります。慣行的にレーダー照射されたら、相手に銃口を突きつけたことになるので正当防衛としてこちらが発砲・攻撃を加えることが認められる事態になります。

 つまり、その時点で海自(・沿岸警備隊どっちだったっけ?)が反撃という形で先に攻撃をする自体になっても全くおかしくなかったわけですね。

 んで、まず思ったのは、いつもの様にこういった事件によって中国人民解放軍関東軍化が論じられる→対称的に中国サイドは日本が悪い!→とりあえず大衆の熱狂に迎合→一週間くらいで報道抑圧…といういつものパターンになると思う。んで習近平が軍部掌握に2~3年かけて、掌握したら強硬派、今回の責任者粛清という感じで。これきっかけに胡錦濤よりになるからいいと思うけどね。

 いくらなんでもまさか習近平がこの時代に軍よりの政策を取っていくとは思えないですしね。そうなったら胡錦濤は長老巻き込んで習近平を潰さざるをえない自体になるでしょうしね。胡も習もバランスが取れるから出世できたわけで、まあそういったギリギリな自体になることはないと思いますけどね。

 日本が何か反中的なカード、尖閣とかね、そういうの切ってきたとかならともかく、何もしてないうちにアホでしょ。国内の反日派も味方に付けられないから、今回の責任者は必ず出世ルートから遠ざけられるでしょうね。江沢民死後とかきっかけに胡錦濤中心に軍部にメスが入るでしょう。

 ―ってなことをつぶやいていたら、どうも民主党政権時代にレーダー照射があったとかなかったとかあやふやなことが言い出されているようで(※↓参照)。もしそうなら、つまり尖閣の国有化に反発した軍部がそういう挑発行為を繰り返すという図式ならまた話がちょっと違ってくるんですけどね。中国国内ではどう報道されているんでしょうかね?日本の強硬姿勢・国有化以来強硬姿勢で日本と対決している!日本とガンガンやってる!→ええで!みたいなことになられると厄介ですね。

 ほっとけば所有者が死んで、勝手に国有化されて、多少のトラブルは起こるにせよ、こういう風に変にこじれることはなかったのに、ほんとうに迷惑ですね。日中関係のみならず、国際関係を考慮しない石原さんは。日本の不安定要素の一つです。

 いずれにせよ、今回の事件は中国海軍現場の独断、暴走に間違いない事件、国際慣行から見て非は向こうにあることですから、これは日本が国内の反中派の反発を受けて政権にはマイナスになる。そちらの過失を許容するのだから、一つ貸しだぞ!とキッチリ外交的にポイントを稼いでおくべき事件ですね。

 ※野田政権時、すでにレーダー照射があって、岡田さんと相談して事件にしないように隠したという報道がされたようですが、当の岡田さんはこれを否定。そもそもそんな報告を受けていないと。結局、こういう事例は本当はどうだったかというのを明らかにすると日本の情報力などがバレてしまうのではっきりすることはないのでしょう。なんとなくですが、民主=中国弱腰のイメージを付けたいウソ情報という気がしないでもないですね。あるいは故意に情報を挙げなかった。あえて上に挙げないでおけば、中国海軍はエスカレートしてまたやるに決まってますから、今回のように再び事件が起きた時に自民党に教える=強硬路線に出やすいような下準備をしたのかも?なんてことも考えられますが真相は藪の中ですね(´-ω-`)。