てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

駐韓米大使マーク・リッパート、涙の離任会見

駐韓米大使、涙の離任会見 2年前に襲撃受け大けが

 駐韓米大使マーク・リッパート氏が政権交代で韓国を離れるというまあそんな話ですが、2年前に襲撃・テロを受けて傷を追った事件をそう言えば取り上げていなかったなぁということも思い出したので。

 自身は中国名を名乗り、子供に韓国名を名付けるほどの現地へ帰属意識がある外交官や大使というのはなかなかめづらしいのではないでしょうか?それこそローマ帝国のように世界を支配するには、世界各地への事情に精通した人材が不可欠で、現地へ骨を埋めるような本国と架け橋になるような人間が非常に大事ですね。

 こういう人が米の大使では当たり前というのならば心強いことこの上ないのですが、どうなんでしょうね…。外交下手米でそういう人材が豊富とは到底思えないんですけどね。

朴大統領が若く大物ではないリッパート駐韓大使に大満足なワケ - ZAKZAK
 ググっていたらついでにこんなの出てきたので余談ですが、日中韓とバランスの取れた人事という解説がありましたが、駐日大使のケネディさんはどうみても大使にふさわしい人物ではないでしょう。

 「大物度」が韓国的に重要で、日本や中国と比べて大物ではない!なんていう憤りがあるのだとか、「大物度」ってなんなんですかね?ポイントは国際情勢・東アジア情勢に精通しているかどうかでしょう。二世の閨閥政治家だらけの日本が言えることではないでしょうけど、実力なき世襲政治家を大使にして、外交がうまくいくとは到底思えません。「有名人」ではなく、「実力者」を外交のトップにつけてくれと要請してほしいものですね。

 当たり前のことなんですけども、東ア情勢において日本・中国・韓国とトータル的に考える必要性がある。最前線韓国に、仮想敵国中国。そして重要な拠点・中継地としての日本がある。マックス・ボーカス駐中国大使、キャロライン・ケネディ駐日大使、マーク・リッパート駐韓米大使は一つのチームとして考えられるわけですね、まあ他にもどこかの大使がはいっていてもおかしくないですけど。そういうチームとしての性格・バランスを考えるのも面白いですよね。

 そういう視点から次のトランプ大統領の大使人事を考えるのも一興かと思います。

 知らなかったんですが、このマーク・リッパート氏を襲撃した人物は、2010年7月に駐韓大使であった重家俊範に投石して、周囲にいた女性書記官に怪我をさせた人物、いわゆる極右(韓国思想的には極左なのかも?まあどっちでもいいですか)だったわけですね。

 警備の問題もさることながら、そういう要注意人物をあっちの公安みたいなものが厳重にマークしていなかったんでしょうか?普通はそういう場所に入れない、海外の高官・重要人物に近づけないようにさせるものではないんですかね?まあ、韓国のそういう行動は国際的信用を下げるだけでしょうね。