てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

坂本義和、軍縮の政治学

新版 軍縮の政治学 (岩波新書)/岩波書店

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 坂本義和さんの『軍縮の政治学』を読みました。まあ、だから何だという話ではないんですが、なんというか、あの時代(冷戦)の人はやっぱこういう話をするのかな、という本でしたね。永井陽之助の『平和の代償』読んで、丸山門下だから、永井さんはあんなに凄い分析が出来るんだろうなぁ(こなみ)と思ってたら、坂本さんも丸山門下なんですねぇ…。

 つか、坂本さんは論文書いてたのかなぁ?岩波新書ばっかりのような…?『核時代の国際政治』くらいなのかな?学術書は?

 訃報が出た時に、国際政治学者の~と、さも有名な人が亡くなったかのような報道がされていたので、あれ?そんな有名だったっけか?と思ったら、進歩的文化人とやらでしたか。

 全部読まずに2~3章までしか見なかったんですが、なんというか問題意識が政治学者というよりは、文学・哲学チックな感じがしましたね。問題意識の設定が甘いというか、「善意」に過ぎるというか、ナイーブというか。

 タイトルの通り、何故軍縮が進まないか?という話なんですが、MADの構造、お互いが衝突しないために、核競争をしたり、更にそれを補完する軍拡がとまらない―的な話になっています。大国同士が大戦を起こさないのだから、それはそれで皮肉な結果として認めるしか無いはずなのに、なんかそれが問題だ!!!みたいな捉え方なんですよね…。

 別にその軍事能力の高まりを脅威認識・設定すること自体問題はないと思うのですが、どうも動機が弱者救済や公正・公平な世界をつくることにあって、基本を無視している気がするんですよね。

 学問としての知見、貢献としてはどうなのか?これが学問といえるのか…?うーん、まあ他の著作を読んではいないので、その背景あってのことかもしれないので断言は避けます。『核時代の~』とかに核に対する有効な分析があるかもしれませんしね。代表的な論を作って、有名になって、あとはろくなことを言わない、テキトーになる人なんかいっぱいいますしね。

 まあ、そんなメモでした。