<PC用> hunter×hunter読んで
<PC用>なんか下にコピペして文字大きくして貼ったらエラーでたんで短いですけど、もう一度大きくして掲載。
思ったこと。そういえば以前描いた漫画レヴュー【漫画批評】 振り向くな君は (週刊少年マガジン) 連載終了が好評で、関係ないか?ちょくちょく検索でひっかかかって来る人が多いですね。ジャンプ読んでて、HUNTERXHUNTERがあるとないでは読む漫画の厚みが違うなぁという感想。さすが黄金期を支えた漫画家。うすた京介と冨樫義博がいないとねぇ~。ワンピースしかないからねぇ。べるぜバブとか黒子とかめだかとか読んでますけど、これは絶対読みたいというレベルではないですから。
といってもストーリー単行本で読んでいないから、いまいちあやふやというかよくわかっていない。イルミが出てきておお、どうなるんだろうくらいのレベル。アルカ=ナニカの妹が個人的ツボ。未だ設定は性別不明なんですかね?アレで弟だったらそりゃないよになるわ(> <)。しかしでも制約付きで何でも願いを叶えてくれるとか、こういう能力の生かし方は作者の腕次第で、しかもこういう諸々の条件・制約で最終的に、ああっそうか!その時矢木に電流走るっ!みたいなどんでん返しがまってるからwktkするんですよね。
今、会長選というのをやっていますが、この会長選のやり取り、駆け引き、心理戦は自民党の麻生さんが勝った時とか、民主の一連の代表選とかそういう昨今の選挙事情を見て、これ使えるなぁって思ったんでしょうかね?民主主義というのは話し合いの時間があって初めて有効なシステムとか、そのうちHUNTERXHUNTERでわかる政治学とかそういう本でもやりそうですね。
ゴンさんはゴンさんのまま復活して欲しいなぁ(笑)。可愛いボウヤ型主人公がムキメン型主人公に。少年/少女の純情な素直人間=最高!感を真正面からネジ伏せたらすごいなぁ。ゴン×キルアノ腐女子涙目。いや、もっと燃えるようになるのか?(^ ^;)。そういや腐女子はHUNTERXHUNTERの×だけでもうフットーしてしまうのだろうか(笑)?藤吉晴美さんカッケー。
んで、ストーリーよくわかっていないのに、富樫という人間はすごいなぁと思うのは、やっぱりキャラの活かし方・キャラ立ちの凄さと絵の巧さ。構図の見事さですよね。キャラの一枚絵だけでも引き込まれる魅力がありますし、構図が上手いから場面転換の臨場感が半端ないですね。読んでいて想像してしまいますもんね。ああ、今こういう速さで、こういう山とか道路を駆け抜けて行っているんだなぁって。
こういう見事な描き方をする富樫さんのような人がコケた漫画を描いたらどうなるのかみてみたい。これは彼にかぎらず一流の漫画家が二流の漫画家の作品を手直ししたらどうなるのか。そういうふうに一流が二流を育てるため、後進の失敗を活かすためにぜひやってほしいんですよね。公開ダメだし、あるいは富樫流『○○』(打ち切られた作品名)。そういう企画があってもいいと思うんだけどなあ。マジックの簡単なネタバラシのように。どんどん新しいことやって行かないと飽きられていまいますよね。週刊少年雑誌も。まあ週刊少年に限った話だけではなく、漫画で起ったことを実際に検証してみるとかどんどんやってみないと。
打ち切られた漫画を、その作者が大御所でも師匠のところでも持ち込んでいって、ストーリーやキャラ設定、物語の必要なアイテムとか…、色々指摘してもらって、荒木先生ならこう描くっっ!みたいな感じでリライトしてもらう。リライトでいいのか?リドロウなんて言ったっけ?連載休んでいる鳥山先生の後進指導とかぜひみたいですもんね。
とにかくそういった指導を加えることで、ヒントにしてあげる。再生のチャンスをあげることは重要だと思うんですよね。コケてそのままどういうプロセスで再連載になるか、また以後芽が出ずに消えて行くのか、その差異がよくわかりませんからね。どうしてこの漫画家にチャンスを与えて、別の漫画家に連載のチャンスがなかったか。
アスペルガー・男性脳なんていう話を聞いて、感性と理性だいたいどちらかが発達する傾向がある。漫画家は絵を描く。そこが感性の領域でかつ、計算を必要としますね。ストーリー展開からキャラの性格やら構図やら。計算をせずにひらめきだけで描けるというのは本当にごく一部でしょうからね。両方バランスよく発達させる。しかも極めて高いレベルで。そうでなければ優れた漫画なんて描けないでしょうね。まあこれはどんなジャンルでも言えることでしょうね。天才は感性・理性共に鍛え抜かれている。
感性を磨くと、思考が邪魔になるのでそれが発達しない。理性を磨くと感性というあやふやなものを許せなくなる。その相反するものをどうやって鍛えるか、磨くかは永遠のテーマなんでしょうね。ボクサーが叩かれすぎてパーになっているとよく言われます。天然のような、理性がどっかに行ってしまった世界チャンピオンが数多くいると思いますが、それだけ理性というものが発達しない分感性が磨きぬかれたのでしょうね。
富樫さんは聖闘士星矢とか、ドラゴンボールとか、デスノートの心理戦チックなものとか、ベルセルクかエルフェンリートか寄生獣かわかりませんがグロ系のものとか色々パクって今があります(暗黒武術会で最後はつの丸さんパクってましたしね(^ ^;))。が、ワンピースの最近の流行、絆を描いた感動話はやりませんね。まあ、それをやらずとも今の作風で完成している。余計な物を取り入れないほうがいいと見ているのでしょうか?
パクれるってのは天才の証明。富樫さんは次どんなの描くんだろうなぁ?すでに次に注目が行っている(笑)。そうそう富樫さんっていうひとは刃牙の板垣さんに似ていて、キャラをどんどん出してくるから飽和してくるんですよね。あんだけのキャラを出してそれを見事に料理するのはもう大変でしょうね。板垣さんはまだそれぞれエピを描こうとしてやっていますが、富樫さんはあんだけキャラ出して処理しきれるのか?料理できるのかなぁと心配になりますね。豪華料理対決番組の食材みたいにもうめちゃくちゃ山積みになってますよね。魅力的なキャラが。めんどくさくなって終わりにテキトーな感じで対決→どんどん死んでいくってのは勘弁ですねぇ。
キャラの利用というか生かし方、ああこうやってそれぞれの人間をうまく展開させて行って、生かし切った、個性を別々に発揮させてキャラの生きる道を選択させていったという点でエアマスターほど見事な漫画はなかったですねぇ。バトル物で。ですからドラゴンボールのピッコロとかるろうに剣心の相楽左之助みたいなインフレでもういらないよみたいな感じにされるのが一番嫌いですね。
- 今29巻まで出るのか~。表紙見てるとなんか天野喜孝さんの影響受けているのかな?ッテ感じがしなくも無いですね。そこらへんどうなんでしょう?同じ頃に連載が始まったワンピースは、いまやもう60の大台にのっているのに…。おや誰か来たようだ…。
- HUNTER×HUNTER 28 (ジャンプコミックス)/冨樫 義博