てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

スコットランド独立、続き

以前書いたスコットランド独立について―の続き、スコットランド独立ネタの続きです。ツイートのまとめなんで思いつきの羅列みたいなくだらないものですけどね。
 イングランドの国旗、ユニオンジャックは各国の旗の混合ですが、スコットランドの青が消えて、白地に赤で「米」のデザインになったら、日本人の我々から見ると米国第一みたいに見えますねw。んで、アイルラ ンドも抜けてしまうと、今度は白地に赤い十字架になる。結局十字軍として米の中東戦争に引きづられるという象徴をする国旗になったりして…。

 そういや、人口比率もそうだけど、ポイントは若い世代がどれだけ多いかですよね。老人ばっかだったらしょうがないですからね。スコットランドが老人世代中心なら、イングランドはそれで繁栄するとかそういうストーリーも描けるので面白そうですが、どうなってるんでしょうかね?

 まあ、少子高齢化が進んでいるというくらいだし、そういった変化はなさそうかな。アメリカやカナダにスコットランド系の人がいるので、独立した際に、彼らがどういう反応をするかとかも面白そうなところですね。祖国誕生で回帰、国力向上!とかそういうストーリーがあると面白いところ。

 スコットランドのGDPはイギリス全体の1割程度で、むしろ過疎地域が切り離されてGDPが増える。短期的には混乱し低下するだろうが、長期的にロンドンを中心とした2~3時間圏の都市国家として再編成されて効率化され、成長していく。たとえば台湾の台北と2時間圏からなる都市国家、韓国のソウルと2時間圏の都市国家という関係性のように、そのような新しい国家モデルとしてやっていけば良いというツイートを見ました。

 もともとロンドンが産業革命で発展した時もロンドンを中心とした効率化されたネットワークが構成されていたような?スコットランドが切り離されたとして、それで新しく再編成して成長するような余地がありますかね?

 例えば北海道や四国が独立したら、地方へ予算を配分する必要がなくなって東京経済にはプラスになると。そういう可能性は無論ありますが、要するに発展させられない、経済成長可能性が乏しいところを切り捨てろということですよね。何よりも社会福祉など、税収にならずむしろ負担になる老人を切り捨てられるかどうかでしょうね、国家として国土・領土を切り捨てるという選択までをするなら。まあ要するに国家が実行する「姥捨て」ですよね。スコットランドが「姥捨て山」になるかどうかということですよね。スコットランド切り捨て論のキモは。

 ただ、スコットランドはこの前書いたように社会福祉を充実させるために、北海油田を自分たちのものにする!という主張していますから、やっぱり資源喪失しますよね。やっぱり釣り合わないんじゃないですかね?だったらそもそもイングランドも引き止めないでしょうしね。

 それでもイングランド単体で逆に経済発展可能!という視点は重要ですよね。ただ、スコットランドにはクライド海軍基地に原潜がありますからね。そこに原潜置けなくなってくると、核保有をどうスッペという問題が出てくるわけですから、安保上でも非常に大きいですよね。スコットランド独立は。

 Scottish Muslims push for independence ahead of vote ara.tv/p7n6v
>スコットランドムスリム!そういう要素もあるのか(ゴローちゃん並みの感想)。まあ数としてはそこまで多くないでしょうけど、こういう話面白いですね。


 規模拡大で非効率化した企業分割を推奨するのがウォール街の通念だが、国にも当てはまるのか、スコットランド独立めぐる住民投票を前に考えたい──コラム:企業分割理論で考えるスコットランド独立問題 bit.ly/1BLevtl

 国家であれ企業であれ、規模は小さい方が迅速な変化が可能になる―確かに。アメリカでも分離独立という話がマイナーながらあるくらいですから、スコットランドの独立は中国どころかアメリカにも影響を与えそうですなぁ。

 むしろ僅差で独立反対になったほうが、スコットランドを連邦内に引き留めておくために払う見返りをたくさん払わなくてはならなくなる。今回の結果は、賛成派・反対派双方に一応のメリットをもたらす結果になりましたね。

 人々は「頭では独立反対、ハートでは独立賛成」とか。賛成派を後押ししているのに、二度と独立できない!というものがあるので、また5年後とか自由に独立機会を与えればそんなに問題にはならない。大事なのは彼らの不満を組み上げることなんですよね。それが離脱したらポンド使わせねーぞ!とか高圧的に出るから…。完全に対応間違えましたよね…。火に油を注ぐ結果になってしまった。

 まあ賛成派がグーッと数字を伸ばしたのも、ある程度まででまず独立にならないだろうということと、賛成比率を上げたほうがより大きな権利を引き出すことが出来るという計算が働いていたんでしょうね。まああんなふうに相手の怒りを買うような事、面子を潰してひくに引けなくなるようなことをやったら、交渉事では絶対にいけませんわな。そういうこと言いたかったら反対派通じてそういう可能性が高いよ!と警告して貰う形にしないといけない。

 Since Scotland has been part of the UK longer than the US has been independent, I say it’s time for the US to rejoin the UK―というのを見ましたが、アメリカがイングランドの一部に入るか、UKがスコットランドぽい形でアメリカに入るかさておいて、アメリカがいくつかの国に分かれてUKみたいな形になる方がいいんじゃないっすかね?米もゴタゴタしていますし、機動的対応が各地方で取りやすいような大きな地方政府を設けたほうがいい気がしますが。

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