てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

民主党の支持を伸ばすには労働問題、賃金上昇に取り組むしかない

 :ABCマートが違法長時間労働の疑いで書類送検されていましたね。上重アナで思い出しましたけど、そんなアナ囲ってる暇・カネがあるんだったら、従業員増やして残業なくせよ!!!ってめちゃくちゃ叩かれてそうですね。ABCマート。靴の会社だけに、「叩かれる」のではなく、ブッシュみたいに靴投げつけられるとかですかね?もしくは靴で踏まれるとか?(^ ^;)

 東京労働局過重労働撲滅特別対策班、通称「かとく」という新設された部署が摘発したようですね。この部署がいつ出来たのか?結構前っぽいのですが、これが民主党政権時代に出来たのかどうか?ちょっとわかりませんが、そこがポイントになるんですよねー。

 民主党政権が作った組織がブラック企業を摘発したぞ!となれば、「なーんだ結構いいことやってたじゃん、民主党」と評価につながる。というか政権とってた時に、予算も人員も重点的にさいて、ガンガン摘発させないといけなかった。今この時点で行われたことで、自民党の手柄になってしまいかねない。

 まあ自民党政権時代かもしれないのであれですが、これで自民党がここに力を入れて、他のブラック企業にもメスが入ったら 民主党はかなり厳しいですよね。自分たちの持ち味・ストロングポイントを奪われることになりますから。

 自民党が長期政権を担った最大の要因として野党のニーズ、野党を支持する人達が何を求めているかということを率先して行ったことにありますよね。わざわざ野党を支持せずとも、自民党がやってくれるんなら、まあそれでいいかとそりゃなりますし。今の自民もおそらく同じ手を打つでしょうね。

 安保法制で支持率低下を受けたということが最大の要因なのでしょうけど、最低賃金の底上げに取り組むという報道が出てきました。景気回復と賃金上昇こそが最大の支持要因になるとわかっているからでしょう。しかしまあ支持層的に言って、経団連などの反発をものともせず最低賃金アップを決定できるかどうかということにもなりますが、どうでしょうか?

 自民党最低賃金上昇に取り組んで、100円もあげられずに失敗・コケる。そこで民主党なら1000円はあげさせるぞー!とやれるかどうか。まあ実務能力に疑問がついたのでまず信頼されないと思いますが。

 まず雇用と賃金なんですが、さてそのスペシャリストはどこにおられるや?


 長島昭久さんのツイートで徴兵制云々のビラが党政調のチェックもないまま各総支部に郵送されてしまったということを知りました。未だに民主党内に旧社会党系の変な勢力が根強いということでしょうかね…。こういう先祖返りを許しては与党の地位は遠のくばかりですね…。というか組織としてこういう勢力を統制できない構造があるのか…?

 なんていうんでしょうか?労働問題、国家の構造を変えるという勢力、脱中央集権&脱官僚主導政治派と、変な戦争法案反対!的な勢力がせめぎ合っているんですかねー?だとすると、今の「戦争法案」闘争は民主党内の権力争いで、そういう勢力が支持を伸ばしかねない危険な状況でもありますね。

 自民党が支持を失う危険な法整備だとしても、同じくらい有力野党がおかしくなっていってまた自爆する図式があるのだとしたら、支持率多少下がってもためらわないですよね。同じくらい支持を下げれば、投票率が下がって、もしくは他の政党が伸びて、痛み分けになるだけので「次の選挙で負けてしまうかも!!!」と、ためらう動機もなくなりますからね…。

 レトリック、戦術として利用はしても、党内の勢力としては、はびこらせないというものがあればいいのですが…。民主党内に共産党的なおかしい主張・勢力をはびこらせないスタビライザーが存在しているといいのですけどね…。

 また、長島さんは共産党とは一線を画すべきだ!ということをつぶやいてましたけど、誠にそのとおりでしょうね。選挙協力上などの関係でしなくてはならないとこまでしかやるべきではないでしょう。取引をきっちりしておかないと中間派・無党派の支持を失いますから気をつけないといけません。

 以前、官直人が街頭演説で戦争がうんたらかんたら言っててドン引きされたという話があって、どうしてそういうおかしな行為に出るかというと、そういう支持者しか熱心に支持してくれないから、ツイッターでそういう主義主張のみの人達で盛り上がるみたいなことになっているのでは?と書きました。

 そういう特定の、一部の人達だけの政党・組織にならないように気をつけないといけません。戦争法案の煽りで参院選で勝つ。与党過半数割れに追い込むことが出来たとしても、その次の衆院選ではまず勝てないでしょうね。「自民党の自滅」どまりで、野党に政権を任せたい!という積極的な支持に変わることがありませんから。


 自民党最低賃金アップという対策に出ました、勝つためには何をすればいいのかということがわかっている。さあ民主党はどういう対策に出る?戦争法案はもう十分すぎる政治効果をもたらした。「次の一手」がポイントになる、これ以上やれば却って逆効果になる危険性が高い。労働・雇用などで労働者の支持を惹きつけるべきでしょう。


 ※そういや、小沢さんが離党して以来自民党角栄以来の改革をしそうな勢力がいなくなったのと、今の民主党の状況は似ていますね。小沢さんがいれば民主党内の労働者対策を進める、仮に「労働党」路線としましょうか?その「労働党」路線がもっと進んでいたでしょうからね。今は真逆の「社会党」路線に向かって、アクセルガン踏みという状況に見えますしね。

 小沢さん自身今の戦争法案云々で積極的に発言されて、野党再編の主導権を握ろうという動きがありますが、戦争法案云々すればその野党内での危険な勢力を伸張させるというリスクには気づいておられるんですかね?PKO、集団的安全保障のために自衛隊を派遣しよう!となって味方から足を引っ張られる可能性も将来的にはありますが、大丈夫なんでしょうかね…?その時はその時なんでしょうか?