てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

フィリピンでP3Cの哨戒活動、次はどこ?

海自P3C機、南シナ海上空を飛行 フィリピン軍と共同訓練 ―こんな記事なんかがありますが、参考にどうぞ。タイトルで分かる通り、中国警戒のために、日本の海洋進出が今後も増えていくという話。

 中国の南シナ海の海洋進出を防ぐために、比との連携強化が進んでいるのは多分、よく知られていると思います。フィリピンが求めているのは、日本の哨戒機P3C。共同演習でこれが求められたとか。本来、これは公にするつもりはなかったのに、フィリピン大統領が哨戒機が来るよ!ということをうっかりしゃべったとかなんとか。

 まあそれくらい、比にとっては日本の哨戒機が自国の安全保障のためにポイントであったということ。ちなみに哨戒というのは、敵が近づいてきたらいち早く発見することですね。先制攻撃することなんて殆どありえませんから、防御・防衛が重要になる。そのためにはどこから相手が攻めてくるか、いち早く発見する必要がある。

 日本の哨戒能力は高く定評があるので、フィリピンとしても今回の演習で、ホッとできる要素が増えたということでしょう。今回の演習では、対中国ということではなく、漁船などの緊急救助という名目で行われたみたいです。特定の軍隊を念頭においてやれば、中国の反発を招くのでワンクッションおいた形ですね。

 日本の基地からでもやれないことはないみたいですが、継続飛行能力(でいいのかな?)が、10時間ほどしかない。フィリピンに到着した時は残り2時間位しか活動できないとか。一度フィリピンの基地について、そこから哨戒活動をしたほうが、哨戒能力が増すのは言うまでもない話。

 今後も南シナ海で中国が領土欲を出していくとなると、おそらく日本の哨戒機が常時活動できるように、基地提供・利用を認める形に進んでいくのではないでしょうか?

 南シナ海要衝 海自艦の寄港で合意へ 日本・ベトナム防衛相会談www.tokyo-np.co.jp/article/politi
 ―また、こんなのがあったように、ベトナムも日本に協力を求める方向に動いています。中国が出れば出てくるほど、日本の海洋進出が広がっていくというね。以前もそんな話書きましたが、中国さまさまで日本の進出がなされるというパラドクスですね。次の段階は、ベトナム周辺での哨戒になるんでしょうか?

 フィリピン・ベトナムと続くと、次はマレーシアやインドネシアなど海賊対策などで協力を深めていって、寄港・哨戒ということになるのでしょうか?さて、次はどこの国と関係を深めるのでしょうか。